2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧
山火賁、上九の占考例に、 このようなのがあります。 (出典は易学大講座) 婚姻は話の纏る可能性はありますが、・・ 病気は・・一命保ち難しと判じます。 ×××× ☶ 爻辞曰、白賁。无咎。 ☲ 結婚(の成否)は、なぜ、 まとまる可能性があるとしたのか。病気(…
白賁。无咎。──賁卦、上九 仙骨哲人の心境。 ・・と、易学大講座にあります。××××この爻は・・最も高い位地にいて(無位)、 艮の上、山上に隠棲している仙人である。 俗世間の飾りからは遠く離れて、 色つやを望まず、野心もなく、 悠然自得の暮らしを自ら…
たしかに、今日の文化放送で、 木村草太先生が云ってましたね。憲法学者の木村草太氏「政治家の街頭演説でヤジを飛ばしただけで警察官に強制排除されそうになったら「私は何という法律の第何条に違反したのですか?」と聞くべきです。法律に違反したのなら警…
山火賁に関して、 真勢中州氏はこう述べています。 聖人は単(タダ)に自然の文飾(カザリ)を尚(タット)べり。 また、雑卦伝曰く・・ 賁ハ色(イロ)无(ナ)キナリ。 ××××それゆえ、 飾るという時ではあるけれども、 各爻辞においては、 白色無飾であることを尚ん…
賁于丘園。束帛戔戔。吝終吉。 ──賁卦、六五個人的には、 好きな爻辞です。(意訳) 質素に、ただただ、働きましょう。 報酬は少なくとも天は見ていてくれます。 華やかさはありませんが、 長期的には、後で振り返った時に、 「ああ、よかった」 と思えるで…
爻辞には、時々、 「婚媾」 という語が出て来ますが、 この語につき、本田渉先生は、 このような註をつけております。 古代には、婚礼は必ず夕方に行なった。それで 「おんなへん」 に 「黄昏」 の 「昏」 で、結婚することを表す。「媾」 は、まぐわう、交…
某占い学校で、 原稿を書く仕事をしていたことがあった。ある日、 所用があって学校を訪れると、 ちょうど周易講師を募集していたらしく、 公募者の面接をしていた。面接官は小生のよく知る○○先生だった。その時、面接を受けていた方は、 採用になったようだ…
人文を観て、 もって天下を化成す。 (賁卦、彖伝)人間の生き方のあやを観察して、 天下を感化し、完成させる。 (本田濟訳)××××この 「化成」 という語につき、 安岡正篤氏はこう云っています。 化成といふ名が化学工業会社によく附いてゐる、化学合成と…
昨夜・・・ ラディゲ作 「ドルジェル伯の舞踏会」 読了。 渋谷豊訳 光文社古典新訳文庫 人物描写、風景描写がほとんどなく、 ただ心理を描くのみ。 心理がロマネスクであるところの小説。 想像力の唯一の努力がそこに集中される。すなわち、外的な事件にでは…
以前、古書店で立ち読みしていて、 某易占家のこのような文章を読みました。「私の著書を読み切れない人がいるようですが、 次の二点に留意して読むとよいでしょう」これは易占をする際の、 守るべき指針ともいっていい内容でした。数千円で買える本ではなか…
小生は安倍政治を支持しませんが、 それでも自国の首相ですから、 おちょくってはいけないと思っています。けれど、 これはちょっと可笑しすぎ。しっくり・・・ あおり政治 pic.twitter.com/Uycc0boyhy— インドア派キャンパー ⒻⒸⓀⓁⒹⓅ (@I_hate_camp) August …
結婚の可否占をして、 この辞が得られたとします。賁如、皤如。白馬翰如。匪寇婚媾。 (賁卦、六四)可否占ですから三変筮です。念のため。易学大講座にはこうあります。 婚姻も一つの話がやゝ纏りかけてゐるところへ、横から有利な條件付の人などが出てきた…
賁如、濡如・・など、 爻辞において 「如」 字を重ねて言うのは、 ゆらめきや迷いの表現であるようです。 易中凡重言如者、皆両端不定之辞。 (折中案) 易中、凡そ重ねて 「如」 を言うものは、 皆、両端定まらざるの辞なり。屯の六二。 賁の九三。 賁の六…
昭和初期の文章に、 易占の定義がありましたので、 参考のために載せておきます。 易占とは、六十四通りの時の流れ、則ち卦(時)を占ひ、更に其の刻(爻)を見出し、其の際の情勢や地位とに照らし合わせて易辞の誨(おし)ふる所に考へ合わせて、過去と将来…
賁如濡如。永貞吉。──賁卦、九三 古人の解釈に、 このような面白いのがあります。 之の爻は飾り立ててあまりに粧(カザ)り過ぎる象(キザシ)である。女なれば白粉(オシロイ)コテコテと云つた様なものであるから、控へ目にして吉とす。 柳下 「易入門」 にも、 …
風火家人という卦は、 なぜ 「家人」 という卦名なのか、 不明だったので考えてみた。×××× ☴ ☲ この卦は、 巽女が離女の上に在って、 上下の位は正しい。二は離の主爻、 四は巽の主爻ですが、 ともに陰が偶数位にあって、 正しい爻です。巽女と離女と、 「女…
以下の爻は、 辞と象との関連について、 わかりやすいです。むしろ、 辞だけを見ていても、 何のことやらわからない。××××賁其須。──賁卦、六二 その あごひげ を飾る。 ☶ ☲ 三から上にかけて頤の象があります。 と、九三は 「おとがい」 なので、 それにく…
書不尽言、言不尽意。──易経、繋辞伝文字は言葉を尽くせない、 言葉は意味を尽くせない、と。××××もしそうなら、いくら易経を読んでも、 易の深意なんて知ることはできない のではないか。××××繋辞伝は続けてこう云います。それゆえ、 聖人は意を語り尽くす…
柳下 「易入門」 の 山火賁の病気の占には、 ながく病んで、衰弱している場合は必死の占とします。 とあります。賁は飾るという卦なので、 結婚式、お葬式に縁があります。それと山火賁は、 墳墓の象といわれます。*1すなわち、・・ ☶ ☲ 墓石☶の前に離があっ…
何をやってもヨイショしてくれるマスメディア、支持率を水増ししてくれる広告代理店、不正を常に不起訴にしてくれる検察、逮捕されそうな仲間を助けてくれる警察、政敵をネチネチ攻撃してくれるサポーター、資金をいくらでも提供してくれるスポンサー、これ…
山火賁の結婚占で、 柳下 「易入門」 には、 成否の占ではまとまるとします。 とあるのですが、 これが小生にはぴんと来ない。結婚式は、 一世一代の人生の賁りである、 と云えるとは思うのですが。離下艮上の形より、 外止まりて内に附く。 門内を美しく飾…
小人に権力を与えてはいけません。 おそらく災いを招くから。それと、 大言壮語するのも駄目ですね。 おそらくトラブルメーカー。 徳薄くして位尊く、知小にして謀(ハカリゴト)大に、力小にして任重ければ、(災いに)及ばざること鮮(スクナ)し。 ━━易経、繋辞…
根本通明氏の論文を少し読みました。 あまり難しくないところを引用してみます。 訳文は田上泰昭氏による。×××× 人間としてのあるべき道をはっきりさせ、世の中を営み治めるには、易こそが最も大事なものである。この意味で後漢の王鳳は称賛して、「易経を読…
ある時、 孔子が自らを筮したところ、 山火賁を得たということです。 孔子があるとき卦を立ててみたところ、この 「賁」 を得て、天を仰いで嘆息し、なぜか心楽しまぬ様子であった。弟子の子張が進み出てたずねた。 「賁は吉卦であると聞いていますが、どう…
本日の甲子園で、 履正社の試合があった。「履正」・・正しきを履み行う。チト易辞のようでもある。剛健が尊位を履めば、 それは正しきを行うことになる。ヤマ~ダ、哲人ぉ・・ は履正社出身か。
根本通明博士は、この観の卦を明治天皇に御進講なされたと言ひますが 「易ハ帝王ノ学ナリ」 といふあの有名な辞もこの時出たものと伝へられてをります。 (易学大講座) 根本通明博士は、 公田連太郎翁の師です。根本博士は、観の卦が、 大観上に在り、・・…
前回のブログで、 一般に易では、 (とくに占においては) 比爻の関係をあまりよく見ません。 と書きました。易経をよく読んでおられる方だと、 (普段、三変筮を使っておられる方だと) 「ん?」 と、 思ったかもしれません。「四爻と五爻の関係はどうよ」 …
山火賁の初九につき、 程伝はこう註しています。 初、比二而応四、 応四正也、与二非正也。 初は二に比し四に応ず。 遠く四に歩いてゆくのは正しい。 二という馬車に乗るのは楽だけれど、正しくない。なぜ二と与することは正しくないのか。なぜ易では、 比爻…
賁卦の六つの爻は、 飾ることの終始軽重をもって、 辞を繋けてあります(易学大講座)。その大要は、 自然の飾りを尚びて、人為の虚(そら)飾りを賤しとし、身を飾ることを悪んで、徳を飾ることを好(よみ)せり。 (周易釈故) ということであります。××××…
小生も、 小泉進次郎という人は、 虚であって実はないと思います。 近未来登場予定はぐらかし進次郎話法質問「1+1は?」小泉進次郎「あのねー、そりゃ、私だって思いますよ。2じゃないかって。地元に帰ればみんな言われていますよ。2なんじゃないかって…