根本通明博士は、この観の卦を明治天皇に御進講なされたと言ひますが 「易ハ帝王ノ学ナリ」 といふあの有名な辞もこの時出たものと伝へられてをります。
(易学大講座)
根本通明博士は、
公田連太郎翁の師です。
根本博士は、観の卦が、
大観上に在り、・・中正以て天下にしめす・・
という卦なので、
帝王ノ学と云ったのか。
小生などは、おもに、
陰陽の消息を以てこの卦を見ておりますので、
(自分は帝王からはほど遠い存在なので)
なんとも言い難し。
ただ、一般に・・・
大象伝は、
君子に対する教えとして評価が高いようですし、
五爻は、
定卦主であることが多いから、
帝王ノ学として易辞を読めるかも。