易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

真勢の結婚占

古い本でこんな占例を見た。

或る人、婚姻の吉凶を問ふ。
真勢先生之を占ふて水沢節の地沢臨を得たり。
断に曰く、臨は彼我相望むなり、
節は節義を守るの義にして
坎の中男は上卦に居り
兌の少女は下卦に居て、
男女位を正しふして家を治むる象なり。
故に吉と。果たして然り。

真勢易ですから、
これは六変筮法なのでしょう。
     
この占は、
真勢の断のように、
節をもって結婚の吉を示しています。

臨は、
二人三脚で歩んでゆく象でしょうか。

しかし、愚思うに、
節は結婚の吉ではあるが、
話は順調に進まない気がします。
(六変筮なので成否も見てみました)

節の形は、
前に進む大震の象の五爻に
妨げの棒(坎の主)があって、
成否においては滞ると思えるからです。

節という卦名も、
竹の節(フシ)ですから、
一節一節の進み方と云えますネ。

そして、
之卦の臨は、
障害であった五爻の棒が消える象。

故に、
最終的には、
結ばれる二人であると読んでみました。

参考まで。

× × × × 

(後記)
しかし真勢の占考は、
易経による解釈ですな。

“象占の真勢” なはずなのに、
やはり易経はキチンと読んでいます。