易コラム
おとといの国会中継で、 岸田首相の実のない答弁を聞いて、 辻本議員が「抽象的だ」となじっていた。 オレ も ネット 上に語られる易論を見ると、 「抽象的だなぁ」とよく思う。 「もっと具体的に語らないと」と。 しかし、具体的に卦・爻・辞で語るのは とてつも…
天沢履は女性の裸の象。 地山謙は男性の裸の象。 ䷉ ䷎ どちらも、 三位、股の部位の凹凸を見ての、 取象です。男女の違いを客観的に観察し、 一点のみに簡略化して ズバリ と言い切る。いかにも易的な観象だと思います。易は “ひとつだけ” を重んじますから、 …
17年使った ガスファンヒーター を買い替えることに。 それと ガスコード から ガス が漏れているそうなので、 これも交換しました。 月筮の辞が、 「それめぐるときは元吉」履の上九。 なので新しく買い替えてもよいよね? 「めぐる」は乾の象。 天はめぐるものだから。…
今となっては貴重な写真。× × × × 揲筮する加藤大岳氏。 『太陽』’79年12月号 平凡社× × × × 占い師、易者ではなく 「易占法家」となっていますね。
11月の月筮は天沢履の上爻なんだけど、 岩波易経を見ると「礼道完成の時」とある。 ちょうど亡母の忌明けなんだよね、今月は。 どういう偶然かこのような卦爻が得られました。 難しい辞のかかっているところです。視履考祥。其旋元吉。(履上九)
月筮が水雷屯(三爻)のためか、 ䷂ 歩いていて、エスカレーター に乗っていて、 自転車で走っていて、 オレ の前によく邪魔者が立ちふさがる。思うように進めないのだ。これも、 震下坎上の象のあらわれだろうか。進退の占ならば、 震で進もうとしている オレ の前に、 …
その易占が堅実であるというのは その人が堅実であるからである。その易占が瀟洒(しょうしゃ)であるというのは その人が瀟洒であるからである。その易占が高尚であるというのは その人が高尚であるからである。その易占が軽浮であるというのは その人が軽…
先月、母が亡くなった。 それは奇妙な病で発症から二週間の出来事だった。 もともと手術の予定だったのだが、 入院ための コロナ 検査で異常が判明した。 (PCR検査は陰性だった) 簡単な手術のはずだったのに、 突如、新たな病に襲われたのだった。 術前の レント…
年輪は木の成長の跡であり、 地層は土の積み重なりの跡ですが、 これらの断面図は、いわば、 時を一時的に止めたものだと見られ、 易の六画卦と似ている気がします。 易の卦を出すという行為は、 永遠に流れている時を一時的にとどめ、 時の断面図を出してい…
最初に易経を読んだ時には、 易辞はとっつきにくいと感じた。雑多な感じがしたし、 美しくもないし、 主観の入り込む余地はなかった。そう、 まるで読めなかったのだ。しかし「易経講話」を読んでから、 易経の読み方、楽しさを知り、 ようやく スタート が切れ…
エクセルシオールカフェ の大きな テーブル 席で珈琲を飲んだのだが、 正面にいた男性客は携帯電話のかけ通しだった。 レシート で オレ の入店時間を確認してみると、 かれこれ 30分以上は電話しているのである。 (うっせー!) 2~3度睨みつけてやったが電話を切る気配はない…
ある俳句の批評文に、 こんなことが書かれていた。 春の句は とにかく美しさが表面的になって、 味の浅いものになりやすいが、 この句は深い美しさを湛えて、 いわゆる底光りがしている。こういう場合、 花とか鳥とかを描くと、 見た目には綺麗な句が出来る…
ネットで見た一文。 WBCの栗山監督の采配は、 「まさに火天大有」と竹村さん。 優秀な五陽の選手たちと、 選手の話をよく聞く一陰の栗山監督。 ䷍ 水地比の ワンマン な監督(九五)より、 栗山監督(六五)の方が景気はいいんだよね。 ䷇ リーダーは必ずしも、 強い才…
巽☴の象意に「陰萎」とあります。 調べてみると、 震☳の ビンビン、ギンギン の反対だからと。 易書には「震の壮健に対して」 と書いてありました。 ブログ 主も考えてみる。 巽を股と為し(説卦伝)、 巽は風でふわふわしてるから。 因みに ブログ 主は巽宮傾斜で…
4/16(日)に雑司が谷で開催されるみちくさ広場に、出店します。40年モノの法被を羽織って、販売します。「遊ち組」の上に描かれた図は「易経六十四卦」の「沢地萃(たくちすい)」。人や物が集まり、商売繁盛するという意味です。ぜひぜひお越しください。h…
古い易書を見ていると、 こんなことが書いてあった。火水未済は、 位を得ない六爻が集まっている象だから、 中学などの教師になる時に 出ることがあります。なるほどねぇ・・すると、 水火既済ならば、 位を得た六爻が集まっている象だから、 高齢者施設かな…
歳時記を見ていると、 4月5日は清明節だったようだ。「清明」は春の季語。そこで一句。笑 清明や筮を揲(かぞ)へて風地観 中国、沖縄では、 清明に墓参をするようだ。風地観は、 墓の象であり、祖先をまつる卦。句の趣旨は・・清明の日に卦を取ると風地観だ…
とあるtweetに 水山蹇の爻辞がありました。王臣蹇蹇。匪躬之故。さて、この句は 蹇の第何爻でしょう? 王臣。 蹇蹇。 躬のことに匪ず。こういうポジションって「二爻」なんだよね、 易ではね。易経を見てみました。やはり二爻でした。おしまい。笑 × × × × (お…
下の赤線の漢字は何て読むのか、 Twitterで質問している人がありました。写真は「易学大講座」より。 同書において頻出する漢字です。 もし読めなければ調べておきましょう。 古い易書ではよく見かけるものです。 火地晋の二爻にも出て来ます。 オレ は昔、辞…
過去の記事を再度掲載します。× × × × ●── 素読 愚生が属している易研究会では、 かつて六十四卦を勉強する際には、 キャリアの浅い人から順に指名されて、 岩波易経を声に出して読んでいました。 愚生は一番の新人でしたから、毎度毎度、 初爻の爻辞・小象…
今朝の毎日新聞のコラムは、 「帝王学の書」から始まっていた。 帝王学の書「貞観政要(じょうがんせいよう)」で知られる 唐の第2代皇帝、太宗(たいそう)は側近の人選を重視した。 「政(まつりごと)をなすの要は人を得るにあり」と、 かつて敵対陣営に…
論語に、 主忠信、徙義、崇徳也。 忠信を主とし、義に徙(うつ)るは、徳を崇(たか)くするなり。 とあります。また、 易経、中孚の彖伝には、 中孚以利貞、乃応乎天也。 中孚以て利貞、乃ち天に応ずるなり。 とあります。この二条は、 同じようなことを云…
乱の生ずるところは、 則ち言語もって階(かい)を為す。 (易経、繋辞上伝)乱の生ずる所は 言語が階梯(はしごだん)となるものだ。言語が階段となり、 そこから血が上って行って、 争いになるのですね。易経では、 言語をつつしむべきことを しばしば説い…
本日、15時くらいに、 何気なく空を仰いだところ、 半透明の上弦の月を見ました。 上弦の月は兌の象です。 ☱ 上弦の月は、 月が沈むときの形を弓に喩え、 弦の部分(欠けた部分)が 上にあるのだそうで。
2022年のプロ野球日本シリーズは、 オリックス・バファローズが日本一に。 オリックス贔屓で第7戦まですべて見ました。 どの試合も易卦を出しておいて、 それを頭に浮かべながら 「オリが先制したら逃げ切れるけど、 ヤクルトが先に点を取ったらオリの負け」 の…
武隈天命氏は、ご自身の 著書でこう書いています。 ところで、坎為水や水山蹇 (などの坎☵のある卦) を得た時には『このお客様は頭がよい』 場合が多いですので、その点を 褒めてあげるとよいでしょう。 (「易占の要諦」) 真偽のほどは、 ブログ主にはわ…
「病気を診ずして 病人を診よ」 慈恵医大病院にこんな貼り紙があった。たしかに、 患者を診ずにパソコンばかり・・ という医師は印象がわるい。易占もそうだ。易卦ばかり見ないで、 もっと問占者を見るべきである。問占者を見るだけで、 結論が出てしまうこ…
自分を振り返りますと、 正式に易占を学ぶ前から、 六十四卦くらいは知っていました。先代・銭天牛氏の 「現代易占術」鶴書房 を読んでコインを振っていましたから。本の小口が手垢で汚れるくらい、 何度も占いましたから、 自然と易卦の名と形を 覚えてしま…
当ブログでは、 「易経を読みましょう」 と再三再四云っていますが、 かく云う愚生も、 初めのウチはなかなか易経を読みませんでした。 読めなかったから読まなかったのです。 岩波と朝日の文庫版易経なんてかなり前から、 持っていることは持っていたのですが…
七月の月筮をとると、 乾為天の初爻を得た。 はじめてだなぁ、この辞。 潜龍。勿用。 「潜龍」が象。「勿用」が占。 「龍」は架空の生き物。 「潜」は隠れて現れず、行なって成らない意。 うわべは陽剛であっても、 最下の位地にいるからね。 位が低い。力が…