某占い学校で、
原稿を書く仕事をしていたことがあった。
ある日、
所用があって学校を訪れると、
ちょうど周易講師を募集していたらしく、
公募者の面接をしていた。
面接官は小生のよく知る○○先生だった。
その時、面接を受けていた方は、
採用になったようだった。
受講生からこんな話を聞いた。
その周易の先生というのは、
大岳易ということを、
ウリにしているようだった。
なんでも、授業中、
「私が云うことは、
大岳先生が云っているものと思いなさい」
と、加藤氏の写真を額にかざして、
権威づけをしているようだった。
小生はその写真を見た。
と、それは、その昔、
月刊 「太陽」 という平凡社から出ていた、
雑誌に掲載されていた、
執筮中の大岳氏の写真なのだった。
小生は、
あまりそういうことをしないで、
正々堂々と易を教えればいいのに、
と、いぶかしく思ったものだった。