易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ボードレール「旅」

Café&Meal MUJI で昼飯を食った。 食後、ボードレールの詩、 「旅」を読んだんだけど、 途中から涙が出て来ましたよ。 別に悲しかったからではなく、 作品の世界に没頭して読んでいたら自然と 涙ぐんだのだ。訳者は佐藤朔でした。 また「髪を風になびかせて…

加藤流の見方

柳下先生の「易入門」に、 このような記述があります。 私は、加藤大岳先生の説に共鳴し、 永く師事しています。従って、 本書の中でも改めてお断りしませんが、 "加藤流" が随所に出てくる筈であります。 たとえば、 艮為山のこうした記述などは、 「加藤流…

顔出し・声出し

なんでもかんでもYouTubeで顔出して解説というのはやめてもらえないかな。文字で読めば1分のところを15分とか時間をとられるのはかなわない。論理的情報に関しては文字メディア+図表が最強。— 松浦晋也 (@ShinyaMatsuura) 2022年3月28日 ちゃんと文章で書け…

程伝が来た

× × × × 易学典籍選刊 周易程氏傳 宋・程頤 撰 王孝魚 点校 中華書局× × × × 読みやすいデス。

伏卦を見る

艮為山の初爻は、 動かなければ咎めなし。 という爻です。ところで、この爻は、 山火賁を伏していますが、 これをどう解したらよいでしょう。いろいろ考えられます・・ 賁は一種の噬嗑ですから、安易に動くと障害にあう。 体裁を飾り見栄を張って、つまり動…

まず、可否を

結婚でも、離婚でも、 転職でも、引越しでも・・ まず可否を占うことが重要です。 六変筮で「成行き」を占って、 ホラ、易が云うように、 離婚したでしょ。 やはり転職しましたね。 私の易は当たりました。 ・・では意味がないわけで。 三変筮で可否を占って…

お前が云うな

NHKニュース9の女性キャスターがロシアの報道の状況について「権力者が自分達に有利な状況を作るために報道を利用する。恐ろしいことですね」とコメント。ん、とぼけているのだろうか。— とげあり (@togeari) 2022年3月23日 (NHK「ニュースウオッチ9」だよ…

爻辞の含み

爻辞占は、 単純に「おみくじ易」をすると、 判断を誤ることがあります。× × × × 艮其趾。无咎。 利永貞。── 艮為山、初六 その趾(あし)に艮まる。咎なし。 永貞に利し。× × × × この卦は艮為山ですから、 今は止まるべき「時」です。そして、この爻は、 止…

周易程氏傳

神保町の東方書店に ネット注文しました× × × × 易学典籍選刊 周易程氏傳 宋・程頤 撰 王孝魚 点校 中華書局× × × × 同シリーズの 周易本義 が読みやすかったので

艮と死

艮為山の占意には 死滅の義。喪亡の象。 (「真勢易秘訣」) があります。同書の説明では、 乾と震を生々発育の象とし 活動の義とするのに対し、 その反対に坤と艮は万物の死して 土に帰る象とするからである。 とあります。愚生思うに、そのほかにも、 こん…

大宝

某tweetに・・出典: 『易経』繋辞下 「天地之大徳曰生、聖人之大宝曰位」・・とありました。確か五爻のことを、 「大宝」って云うんだよね。程伝に出ていたと、 記憶します。五爻はそれほど、 貴い位だということです。

まず卦の理解

当ブログでは、 易占の基本書として、 「易学大講座」をお薦めしていますが、 その他「真勢易秘訣」に収録されている、 《真勢易の六十四卦象意考》 をも推薦したいと思います。*1この象意考には、 各卦の重要な占意(卦意・卦象)と、 16項目の占断例が記され…

易占と結婚占

結婚を占うには、 相手の性格だとかキモチなどは、 他の占術によればいいのですが、 結婚占の核となるのは、 この人と結婚することの吉凶なので、 可否を見ておくこと、あるいは、 可否によって最終的に結論することが、 重要です。可否のない結婚占は、 結…

ウェブ注文

3月3日に、 紀伊國屋書店ウェブストアにて、 ある書籍を注文したのですが、 未だに音沙汰がありません。ログインして、 注文状況を確認したところ、 「商品手配中」となっていました。取り寄せ中だとは思うのですが、 ま、気長に待つことにしよう。× × × × …

地震の象

地震の象って何だろう。まず震が卦象にあることか。 震為雷、地沢臨・・ ䷲ 震為雷は三四五に坎を抱えているけど、 (いや、二~上の大坎の似象かな) これは津波だろうか。 互卦が水山蹇なので地面が揺れて、 足取りがおぼつかない。愚生思うに、 復は震動が…

易の術語

易経の象伝には、数か所、 乗剛也。剛に乗るなり。 と出て来るのですが、 「乗」は易の術語です。また、 艮卦の彖伝には、 敵応 とありますが、 これまた術語の一つです。今井宇三郎先生は、 これ(敵応)を術語として明言しているのが、 「易経」中この一条(…

20年前の占

元巨人軍の松井秀喜氏は、 2002年11月1日に、FA権を行使して アメリカ大リーグへの挑戦を表明した。それに伴い、 2002年12月、易研究会で、 「松井氏がアメリカへ行くことの可否」 を筮したことがあります。愚生が得た辞は、 城復于隍。── 泰、上六 城・隍(…

震 → 艮を読む

震の反卦である艮を読み始めました。 ワイド版 岩波「易経」です。× × × × 震起也、艮止也。── 雑卦伝 震☳は一陽が下に起こり、 艮☶は一陽が上に止まっています。艮は止まる卦です。

艮止の教え

艮為山には、 難解な詩のごとき、 彖辞がかかっています。× × × × その背に艮(とど)まりてその身を獲(え)ず。 その庭に行きてその人を見ず。 咎无し。× × × × 本田濟先生は、 こうおっしゃっています。 非常にわかりにくい、 象徴的な文句である。 (易…

まず易の理解を

易の文章は、 漢文が読める読めないよりも、 易の機構についての理解が希薄ですと、 何を云っているのかちんぷんかんぷん だとおもいます。 乾坤の交わる、三索して艮を成す。 (程伝) たとえば、 こうした文句など、 説卦伝(岩波易経 下 p.297)がわかって…

易占の究極

当ブログでは、強く、 三変筮をお勧めしています。そして、 三変筮では可否・成否が 占的になります。〇〇して・・ いいか、悪いか(可否)。 成るか、成らないか(成否)。 ・・を占うのです。そのためには、 占的を工夫して、 よい。わるい。なる。ならな…

周易本義を買う

神保町へ行ったついでに、 朱子「周易本義」を買いました。。 、 ; : 「 」 が付されていて読みやすい。 他に、 乾為天九四の文言伝は、 こう註してあります(青字)。 「或躍在淵」、乾道乃革。 離下而上、變革之時。 長岡理泉「易學日本義」も見ましたが…

検閲

これは検閲ですな。某新聞から取材を受けたのですが、校正の段階で「政府の感染症対策に対するネガティブな表現はなるべく入れないように」とのご指示で内容を削られました。新聞社がこんな姿勢で、いいんですかねー。— 岩田健太郎 K Iwata, MD, MSc, PhD, F…

韓国大統領選の報道

韓国大統領選の詳しいニュース、いらね。 みんなそう思っています。× × × × 出典:#NHKジャーナルのtweet他国内政に詳しくなってもなぁ。 住むわけでないし。 ☆ 毎日毎日詳しく報道する意味ありますか? まずそこを放送しよう。 ☆ 韓国大統領選。報道する価…

晦・冥

プーチン大統領を 易辞に当て嵌めれば、 こんな感じでしょうか。× × × × 不明晦。── 明夷、上六 明ならずして晦(くら)し。冥升。 ── 升、上六 冥(くら)くして升(のぼ)る。× × × × 岩波易経には、 前者は闇晦の君主であり、 後者は昏冥無智である、 と解説し…

嘔吐の象

大岳氏は、 震卦第五爻の病占において、 「嘔吐」と記しています。ふぁ? と思いましたが、 こう考えてみました。すなわち、 外卦の震が兌になる象であると。 ☳ → ☱ 震卦四爻(腹)の陽が伸びて、 兌口に上がって来ていますね。これを「吐き気」と、 ヨンだの…

震の往来

運勢占にこの辞を得たら・・震往来厲。── 震、六五 震・往来して厲(あやう)し。初の震が往ったと思ったら、 四の震がやって来る。 危うし。今の時代なら、 「詐欺メール・詐欺電話にご用心!」 でしょうか。「中」を保って動くべからず・・ です。

之卦と伏卦

易学大講座(第七巻)の震為雷の項、 ── 六五の占考(p.223)を読むと、 之卦と伏卦の違いの、緩やかだけれど、 具体的な説明があります。 変卦は随で、(中略) 臨機応変に事に随つて よろしきを得て行く時です。 (中略) この随を伏卦として見れば 人に従つ…

国内の政治報道が手薄

俺もこう思う。NHKの国会の報道ってただ適当に答弁見繕って流してるだけ。解説委員が審議のポイントとか問題点とか今後どこに注目したらいいとかやってください。外国の政治問題やスポーツでは興奮して解説するクセに。国内政治について解説しちゃダメな規則…

泥の象

震遂泥。── 震為雷、九四 震・遂に泥(なず)む。虞翻曰、 坤土得雨為泥。位在坎中。故遂泥也。 ䷲ 震為雷の九四につき、 古の易学者は、 坤土が雨水(坎)を得て泥となる。 位は坎中に在る。 故に「遂泥」なのである。 と象解しています。「泥」は、 ・どろの中…