山火賁の結婚占で、
柳下 「易入門」 には、
成否の占ではまとまるとします。
とあるのですが、
これが小生にはぴんと来ない。
結婚式は、
一世一代の人生の賁りである、
と云えるとは思うのですが。
離下艮上の形より、
外止まりて内に附く。
門内を美しく飾ることになる。
結婚によって家系を飾る。
という取象なのか。
各爻辞とも、
婚儀をテーマとしており、
嫁ぐ女性を主としている(赤塚忠)。
こう解すれば、これが一番、
スッキリした根拠です。
赤塚説に従えば、
初から始まり、上に至れば、
まるで漸卦のように、
結婚が成就するというわけで。
上爻の 「白賁」 は、
白は神霊の色なので、
神に嘉納されることだと。