2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧
水火既済を得たら、 まずこのように考えましょう。 既に済(ととの)うという時なので 此の上はただ守ることを専らにして 既に得たものを失わぬことを 第一とすべきである。 (大岳、真勢易秘訣) すなわち、 新規、拡張、転業、新築はすべてNG。現状が既済(…
水火既済の男女占につき、 当人同志、 すでに関係があることもあります。 (柳下、易入門) とあります。その ココロ は・・未済の水と火が交わって、 既済になったと見るからです。 (真勢の易位生卦) ䷿ ䷾ 既済は済(ととの)う卦なので、 水火が交わって関係…
ある俳人がこう書いています。 俳句にかぎらず、絵でも書でも、あるいは 舞踏、華道、茶道といった分野にあっても、 習得ということが何よりも大切。 自分が実践して、 その積みかさねの末に何かを感じとる。 目がひらけてくる。 それを何回もくり返して だ…
買い物ってシンドイ。 なぜかと云えば・・ 手を動かすことが尋常でないからだ。 小銭を取り出し、札を出し、暗算をし、 オツリを小銭と札に分けて財布に収める。 ポイントカード。スタンプカード。割引券。 クーポン券。・・等々を出し、 割引期限のチェックもし。 リュックからマイバッグ…
たとえば、 好きな彼とのことを占って、 雷地予の初爻を得たとします。 ䷏ 四と陰陽応じているから、 ふたりの キモチ も応じていると見ますか? しかし、この場合は、 相手は アナタ を見ていません。四は震の主爻で、 外へ向かっているから、 初爻なんて眼中にな…
日筮が坤為地だったら・・ 陽気が全滅しているので、つまらない一日。 会社員なら、宮仕えに徹しましょう。 自己主張しないで。 こんな日運です。
風地観は、 卦名の「観る」をもって、 占うことは少ないようです。それより、 下から陰気が伸びて来て、 運勢の衰えてゆく消長卦として、 見ることのほうが多い。 ䷓ そして、もはや 山地剝の運勢を含んでいると。また、 易研究会の ベテラン 先生は、 上巽、下…
「〇〇していいか」を占って、 山天大畜の上爻を得たとします。爻辞は、 何天之衢。亨。岩波易経には、 「道が大いに通じようとする時期」 「自由に通達する」 とあります。よい辞がかかっています。ということで、 「やってよい」と占いますか? まあ、 そ…
活字が大きくて読みやすいから、 本の世界に入りやすいです。・「易経」上下 ・「論語」 ・「大学・中庸」 ・「赤と黒」上下たしか「易経」は品切れだと思いますが、 ワイド版は入手しにくいようです。
年金を60歳くらいから一律月に20万円くらい支給して、保育園から大学まで無料すれば国民の生活はものすごく楽になる。生活で苦しむ人が激減する。国民は幸せになる。実は財源はあるのですよ。ところがそれを言うと石井紘基さんや鳩山さんみたいに潰されるわ…
髪の毛を染めようと思うが、 扨て、白髪にしようか、黄髪にしようか。布卦して、 白髪→山火賁の上爻 黄髪→離為火の二爻 を得たり。笑さあどっちだ? ・・って占うんじゃなくて、 まずは「染めることの可否」 を見ておくべきなのだ。そして、 「染めていい」…
柳下先生の高弟の方が、 ある小冊子にこう書いています。 先生には、 ・筮前の審事 ・占的の確立 ・筮法の選択 を厳しくご指導戴きました。 愚思うに、この三点は、 『易・占法の秘伝』において、著者が 一番云いたかったことではないかと。『新釈漢文大系 …
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乾為天の上九は、 純陽の卦の高所に在って、 亢龍有悔。雷山小過の上六象は、 陰が過ぎる卦の高所に在って、 已亢也。陰陽どちらも、 高い位地だと亢(たか)ぶるんだけど、 陽が「悔あり」なのに対して、 陰は「災眚」があるんだよね。 (爻辞を見てくださ…
易経を読んでいて、 こんな占を思いついた。占的: 気象情報によれば、 明日の長野県北部の天気はぐずつく模様。 氷上ワカサギ釣りに行く予定なのだが、 雨は降らないだろうか。 雨なら中止にしようと思うが。得卦: 雷山小過の六五爻辞: 密雲不雨。自我西郊。…
武隈天命『易占の要諦』より、 氏の占例を紹介します。× × × × 相談者は83歳の女性。 「半年前から咳が止まらない。 現在 A病院に通っているが、 1ヵ月経っても咳は治らない」 というご相談です。天命氏は、 このまま A病院に通っても よくはならないと感じ…
住み込み家庭教師の ジュリアン が、 レナール 邸を出て行く・・すなわち、 レナール 夫人との別れの シーン を、 昨夜、寝床で読んで心をうたれた。 ジュリアン は、この生きた屍の 生気の通っていないような接吻をうけて、 いいようもない気持にうたれてしまった。 数里を行く…
地水師の六三は、 師或いは尸(かばね)を輿(にな)う。凶。これは凶占です。しかし伏卦は地風升なので、 運気は徐々に伸びてゆく? これは矛盾です。さりとて、 地風升を之卦とみて、 今は凶だけど、やがて吉となる。 と占うことはよろしくない。現代易で…
柳下『易・占法の秘伝』に、 「大成卦の象の見方」p.359~ が載っています。項目を書き抜いてみますと・・ 内卦の象と外卦の象。これは彖伝・大象伝の見方です。 大卦。たとえば風沢中孚は大離の象です。 包卦。風火家人、火沢睽は乾をもって坎を包む卦です…
呑象・高島嘉右衛門は、 雷山小過に男色の象を見ています。 ䷽ 長男☳が少男☶の上に動くから と翁は記しています。愚思うに、 二陽が ピタリ とくっついて、 溺れている形でもありますしね。同性婚の是非が問われる現在、 こういう取象も必要かもしれません。し…
三変筮の特長につき、 柳下先生はこう述べています。 三変筮法の利点は、なんといっても 他の筮法と較べて、操作が簡単であり、 (操作が)大へん覚えやすく、また 卦を起すのにあまり時間を要しない、 ということです。 そしてこの筮法に通じますと、 筮竹…
柳下「易・占法の秘伝」が絶版となり、 それでも読みたいという人は、 ウナギ上りであったのに、イザ 復刻本が 出版されて入手可能となると、パタリ と同書を語る人は消えてしまいました。 ネット においては同書の「内容」について、 語られることは皆無であるよう…
義理易の応爻には、 同徳相応という考え方があります。 柳下「易・占法の秘伝」p.118 に その説明がありますから、 読んでおくとよいでしょう。 最も、易経を読んでおられるなら、 当然ご存じなはずですが。 知っておくと占に使えます。 占にどう応用できる…