読書
松尾芭蕉の句。 愚(ぐ)案ずるに冥途(めいど)もかくや秋の暮 「愚案ずるに」は、 漢籍の註釈でよくみます。「わたくしが考えまするに」です。俳句にこのような常套句を用いるなんて・・ 芭蕉のあそび心でしょうか。周易釈故、高島易断などでは、 「按ずる…
#高かったけど買ってよかった本でも、なんだかんだ言っても結局はこれが総額では一番高くついたし、一番買ってよかった本。 pic.twitter.com/iKHBX44nD3— かるめら (@Tokudoku2) 2023年4月19日 すごい。 これ、講談社文芸文庫だよね。 財産だね。オレ の「高か…
活字が大きくて読みやすいから、 本の世界に入りやすいです。・「易経」上下 ・「論語」 ・「大学・中庸」 ・「赤と黒」上下たしか「易経」は品切れだと思いますが、 ワイド版は入手しにくいようです。
住み込み家庭教師の ジュリアン が、 レナール 邸を出て行く・・すなわち、 レナール 夫人との別れの シーン を、 昨夜、寝床で読んで心をうたれた。 ジュリアン は、この生きた屍の 生気の通っていないような接吻をうけて、 いいようもない気持にうたれてしまった。 数里を行く…
スタンダール「赤と黒」 岩波文庫「第1部 第18章 ヴェリエール における国王」より この章だけでも、 立派な文学なので、 固唾を呑みます。新潮文庫版、 光文社古典新訳文庫版も 参照して見ています。
新潮文庫で買いました。 各々二冊目です。小林 正/訳 訳注、解説がよいです。 訳文も意味がつかみやすい。
易書を読む時には、 写真の ダーマトグラフ で、 文言・術語を塗りつぶしながら、 読んでいます。昔、 仕事で活字チェックをした際の 手法の なごり です。他に、 六色分の マーカー も使っています。手作業にした方が頭に入りやすいし、 後で読み返さなくても 視覚的にパ…
昼休みに、 ・スターバックス ・タリーズコーヒー ・床屋の順番待ち などにおいて読んでいます。 三島由紀夫の短篇集です。 一文、一文、退屈なところがありません。 先日「クロスワード・パズル」を読みました。 とても楽しんで。 それにしてもこの人の文章…
最近、中公文庫の短篇集が気に入っている。 とりあえずアンソロジーから読んでみると、 各書き手による作品の違いが楽しめてよい。 「教科書名短篇・少年時代」 などを読んでみるとよいだろう。 所収中の安岡章太郎『サアカスの馬』は、 中学校の教科書で読んだもので…
「読書の悩み9選」といえばこちら.私も抱えていました.だからこそ寄り添いたい.それぞれの悩みの対応策はリプ欄に…後程並べるかも pic.twitter.com/4LbfOasSXR— 古代ギリシャのヘルメス (@kodaigirisyano) 2022年12月4日 8の「五千円の本が安く感じる」…
ジュンク堂書店 吉祥寺店にて購入。 な~るほど。
現在、岩波文庫の 「北原白秋詩集 上・下」 は品切れのようです。数か月前に、 国分寺の書店で見かけたのですが、 誰かに買われてしまったようです。写真は新潮文庫版、白秋詩集。近頃は、どの書店も、 岩波文庫の棚が小さくなりました。
昔は大型書店に行くと、 思潮社の現代詩文庫がロッククライミングのごとく、 棚を埋め尽くしていたものだった。 それとかつては池袋のパルコだったか、 詩専門の書店があったように記憶しているが。 しかし今や詩に触れる機会は激減している。 お目にかかる…
国分寺の古書店 「七七舎」にて購入。
最近、 ボオドレール「幽霊」をよく読む。そして愚生の感覚には、 鈴木信太郎 訳が一番フィットする。 その他、同書では、 「太陽」 「貴女が嫉妬を起したほど 真心で……」 もお気に入り。
これ、えらい、よい作品だよ。 ボオドレエル「巴里の憂鬱」より。 『怪しからぬ硝子屋』 齋藤磯雄 譯 一瞬の裡に無窮の快楽・・などという、 キイワードが見えます。
結構なお値段の本なのに・・
愚生にとって、 齋藤磯雄 譯「惡の華」は、 どうも敷居が高い。しかし、 「巴里の憂鬱」については、 齋藤磯雄 譯 が最もよいと思う。とらえ難い夢幻界の表現を、 雅な日本語に置き換えている。これは大変な名譯であろう。「惡の華」が読み難いのは、 こちら…
河出文庫 ダンテ『神曲』平川祐弘 訳 全三冊(地獄篇・煉獄篇・天国篇)× × × × 地獄篇を時々見ていますが、 煉獄篇・天国篇はどこへいったやら。三冊買ってあるはずなのに、 まるで見当たらないのです。何処に埋もれているのやら。そういうことって、あるよ…
小学生の頃、 この世で一番偉いのは詩人だと思っていた。 学者、小説家、政治家などは、 コケの一念で努力すればなれる。 でも、詩人だけは、 詩人の魂をもっていなければなれない。 (工藤美代子)出典:毎日新聞 2022/4/2 朝刊× × × × 易経などの中国古典…
マラルメって、 易の世界とどこか似ている・・ 気がします。岩波文庫は、 ガチガチの学者が書いたらしく、 大学の授業のように無味乾燥なので こちらを見ている。 36歳のステファヌ・マラルメ
Café&Meal MUJI で昼飯を食った。 食後、ボードレールの詩、 「旅」を読んだんだけど、 途中から涙が出て来ましたよ。 別に悲しかったからではなく、 作品の世界に没頭して読んでいたら自然と 涙ぐんだのだ。訳者は佐藤朔でした。 また「髪を風になびかせて…
3月3日に、 紀伊國屋書店ウェブストアにて、 ある書籍を注文したのですが、 未だに音沙汰がありません。ログインして、 注文状況を確認したところ、 「商品手配中」となっていました。取り寄せ中だとは思うのですが、 ま、気長に待つことにしよう。× × × × …
「中国古典名言事典」講談社学術文庫同書の「易経」の項に こんな文言がありました。 章(しょう)を含んで貞(てい)にすべし。 力量才能があっても、 それを決して表面に出さないがよい。 坤為地 六三の爻辞です。坤卦は家来の道ですから、 たとえ優秀であ…
タリーズコーヒーでパスタを食いながら、 これを読んでいた。 なかなか好著です。
以下は、荒川洋治氏による、 ある翻訳書のレビューです。「訳も注解も労作であることはまちがいないが、 外国語に通じた専門家がそのまま詩の訳者、 理解者となるのはむずかしいことを あらためて知らされる機会となった」愚生もそう思います。「労作」だけ…
男と女を分けてモノを語るなんざ、 今の世の中では叱られてしまうか。 愚生は役者なら男が好きだ。 歌手は女がよい。画家は男。 小説や詩は男。・・こうしてみると、 愚生は男の方が好みに合うようだ。 しかし文学に関して三人の例外がある。 多田智満子。倉…
紀伊國屋書店ウェブストアにて。 www.iwanami.co.jp 失われた、大枚。笑
東洋思想では、 「易経」をサブノートとして用い、 「論語」「大学・中庸」を時々参照しています。易の註釈書を読んでいて、 論語、中庸からの引用文があると、 その都度、原典を確かめています。「高島易断」には、 論語、中庸、孟子・・etc. からの引用が…
今年は・・ スタンダール「赤と黒」 ボードレール「悪の華」 ・・を読んだ一年だったと云える。ともに20代に読んだものだが、 再度読んでみてまあ~未だによく解せない。 アランは「赤と黒」を50回以上読んでいるのだから、 2~3回読んだくらいでは読んだな…