2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧
「No」と云えなくなった脳科学者。世界線がどうあろうが感染対策に失敗した場合、総理が責任を取るのはごくごく当然の事ですよ。ところで先生、他者を論理がないと批判なさってますが、先生は前段で〈ぼくはとても苦手〉と記しておられます。これは先生のエ…
沢地萃には洪水の象があります。 (高島易断)この卦は、 低い地の上に沢のある形ですから、 卦意より水が刻々と集まって来て、 必ず決潰することになる、 というのでしょう。(萃は滝の画象でもあります)では六爻のどこで水は溢れるか。卦極であり、兌の主…
東京五輪卓球混合ダブルスで、 水谷隼・伊藤美誠の組が、 金メダルを獲得した。小生はこの試合をテレビ観戦したが、 実況のアナウンサーはたいそう興奮していて、 打法の名称を連呼しつつ、 この決勝戦を中継していたのだった。 *深夜二時過ぎ。寝苦しさに…
以下の引用文は、 【沢地萃】について語っているのですが、 爻辞の学び方について、 こんなふうに述べています。 (沢地萃は) 爻象の方では陰爻が陽爻の許に集つてゆくといふ見方を基ゐにして、爻位や応比の関係を考へて居るのですが、・・(中略)・・この…
古い占例を読むと、 失せ物占をして、沢地萃を得、 「風呂屋」とみている例があります。䷬ は裸の画象ですし、 萃ハ聚マルナリ(彖伝)ですから、 「風呂屋」なのでしょう。易卦のカタチには、人体を かたどるものがいくつかあります。 沢地萃・・人間の裸象。立像(…
数年前、 広島市の古書店より購入しました。以前の持ち主は、広島大学で、 教鞭をとられていたそうです。鉛筆で線や丸をつけながら、 丁寧に読んでおられます。本を読み慣れている。 そんな感じが致します。
岩波文庫の旧版「易経」は、 高田眞治先生ひとりの執筆で、 口語訳はありません。 (全一冊)そのかわり、 原文の脚注として、 程伝・本義・折中・経翼通解などから、 注釈がつけられています。 文語訳に対する傍注は、 高田先生が付したものですが、 簡にし…
その聚(あつ)まる所を観て、 天地万物の情見るべし。 (沢地萃、彖伝)× × × × これを程伝では、 こんなふうに解説しています。 萃の理を観て、 もって天地万物の情を見るべきなり。 天地の化育、万物の生成、 およそ有るものは皆聚まるなり。 有无・動静・…
これのために参道を横断できませんでしたよ。 自転車通勤の小生は。五輪自転車ロードレース@府中大國魂神社、パレード通過。世界のトップ選手たちがロードバイクで鳥居をくぐる光景が荘厳でメチャクチャ良いです。 pic.twitter.com/MDUX3bx3p0— タカツカ (@t…
高島嘉右衛門は、 「薪を背負って、火中に飛び込むが如し」・・ と表現していますが、 五輪の強行開催はまさにこれ。確か「火雷噬嗑」でしたかね。 ䷔ 震…薪・飛び込む。 離…火中。 ・・といった取象です。
ネット上、こんな文言が 飛び交っていました。 菅首相「五輪やめるのは簡単」 そうかなぁ・・というのが、 小生の感想です。剛強に過ぎ、 「やりたい、やりたい」の一点張りで、 冒進して已(や)めないことのほうが、 簡単だと思うんだけど。中正の徳をもって…
加藤大岳先生は、 沢地萃の卦を説明するに際して、 沢天夬、水地比と照らし合わせて、 解説しています。そして、 このような学び方につき、 こんなことを云っています。 「易を以て易を学ぶ」といふことは必要です。 その最も狭い意味に是れを当てると、只今…
沢地萃の彖辞に、王仮有廟。王がお祭りをなさる。 用大牲吉。大いなる生け贄を供えて吉。とあるように、 この卦は祭祀の卦です。この卦を得たら、 「お金をかけて、お祭りをしなさい。 そうすれば福を招きますよ」 という判断も可能です。みんなを集めて、食…
乾為天の第三爻は、 岩波易経に、 下卦の極、警戒を要する危位。 とあるように、占においては よい判断の出来ない所です。(「過剛不中爻」ですしね)けれども、 しみじみ九三の辞を読んでみると、 実に含蓄のある辞(ことば)であると、 思えてきます。爻辞の…
天風姤の上九の病占には、 このような占考があります。 病気は全身浮腫、咳嗽(がいそう)の難み、 劇しい頭痛、腹内硬満などと見ますが、 病勢としては大抵手遅れのため 恢復の望みがないと見ます。 重病に於ては一命の危い占です。 (易学大講座) その根拠…
小生の場合、 スマホを使いこなしているとは云い難い。 「歩きスマホ」の人をよく見かけるが、 はたして何をそんなに熱心に見ているのか。 小生は、twitterを見たり、パソコンで 大雑把に書いておいたブログを仕上げたり、 そんなことしか活用していない。 …
ワイド版 岩波文庫 モンテーニュ著「エセー」全六巻 ブックオフにて購入。 3,870円也。
爻辞占の厄介なところは、 爻辞の内容を、 自分にあてはめる場合。 相手にあてはめる場合。 というように、 解釈に二面性がある点です。たとえば、 天風姤の初爻には、 繋于金柅。金柅(きんじ)に繋ぐ。 とあります。爻辞占において、 これをどう解するかとい…
この辞、よくわからない。有隕自天。 天より隕(お)ちる有り。おおらかに陰を受け容れて、 天命に順応しておれば、 なるようになるということなのか。ちなみに、 占筮派の諸先生方は、 こう解しています。「もと夬の上爻天位より、 一陰が地下に隕ち来れるの…
古い易書の余白に こんな書き込みがありました。 (詠み人知らず) 人間の性格は円満なるをもって吉とす。 「人間、最後は性格ですよ」 と、云う人があります。特に晩年は、 運や肩書や金や才能よりも、 人柄が大事なのであると。これは易判断においてもそう…
07/10のページビュー数が突出。 スカイツリーのごとし。 過去記事まで遡っておられる方がいます。 最近の傾向です。
天風姤の四爻には、 こんな占考があります。 遺失物も盗難と見ることが多く、 落したものでも人手に渡つてゐて戻ることは 六ヶ敷いと見ます。 (易学大講座) どうしてこのように判断したのか、 きちんと推究してみることが、 易占の本を読むということです…
最近、お気に入りの ドリップパックコーヒーはこれ。 KEY COFFEE・DRIP ON ・スペシャルブレンド MON CAFÉ 特売品で、さらに、 1~2杯分増量されている時に よく買います。モン カフェは 「モカブレンド」もうまい。ホッとひと息、珈琲タイム。
易占において強く意識すべきは、 占的と筮法です。しかし、あまり 意識されておらないようなので、 敢えて書いておきます。× × × × まず、占的。占う事柄の核心をとらえて、 可否(~してよいか) 成否(~は成るか) 推移・成行き(~はどうなっていくか) …
易の上級者は、 爻辞をこう読んでいるということが、 わかる引用文だと思います。引用元は、 易研究会の会報です。 私は、常々、爻辞を理解することを第一に、 一卦一卦から好きな爻辞を選んで 「楽しむ」ことを薦めていますが 是非試みて欲しいと望みます。…
腕の確かな易の某先生は、 「地震で倒れるのは天風姤の形のビル」 と云っていました。 ䷫ 初の一陰が乾為天のビルを 倒壊させる要因になるのですね。土台が不安定な画象です。× × × × これに倣って小生も考えてみました。 「暴風で屋根が吹き飛ぶのは沢天夬の…
易書に誤植はつきものです。写真は「新釈漢文大系 易経」ですが、 やはり誤植があります。おそらく初版の時に、徹底的に 原稿とゲラをつき合わせなかったために、 誤植が残ってしまうのでしょう。特殊な本ですので、素読みだけでは、 間違いを発見できないで…
こうした場面における、 スタンダールの文章は実に素晴らしい。まるで映画の1シーンのようである。 槍騎兵第二十七連隊は、一八三*年三月二十四日午前八時半ごろ、うすら寒い曇り空の下、ナンシーにはいった。威風堂々たる軍楽隊が先頭を進み、土地の者や…
天風姤は一陰五陽の卦ですが、 この一陰のことを、 初爻では、豕(ぶた)といい、 二爻では、魚(うお)といい、 五爻では、瓜(うり)といっています。陽は陰を好むゆえに、 二爻、五爻では魚、瓜といって、 ウマそうな食べ物に見立てています。しかし騙されては…
昭和の意外な親戚 pic.twitter.com/ZanfCKGzEK— A-Fujimoto (@dfv1nj9qfBdImTT) 2021年7月1日 左上の野坂昭如氏は、 小生が神保町に勤めていた頃、 会社のビルを出たところ、 目の前を横切って行ったという 思い出があります。左下の山口瞳氏は、 国立市の住…