賁如濡如。永貞吉。──賁卦、九三
古人の解釈に、
このような面白いのがあります。
之の爻は飾り立ててあまりに粧（ｶｻﾞ）り過ぎる象（ｷｻﾞｼ）である。女なれば白粉（ｵｼﾛｲ）コテコテと云つた様なものであるから、控へ目にして吉とす。
柳下 「易入門」 にも、
飾りが多く、だまされ易い。
と、同様です。
××××
夜のバーやスキー場の女性のごとく、
すんごく麗しく見えてしまう時。笑
まぶしさにクラッと来て、
誘いにのってはいけません。
上下の陰に挟まれていて、
「気持ちイイ～」 のはわかりますが、
（陰は飾るもの）
永く、常（ﾂﾈ）をたもって、
吉の運気です。
（陰は溺らすもの）
占に当たっては、この爻が、
坎の主爻であることを忘れずに。*1
*1:辞占でも、
この程度の象は、見ます。当然。
