賁如、濡如・・など、
爻辞において 「如」 字を重ねて言うのは、
ゆらめきや迷いの表現であるようです。
易中凡重言如者、皆両端不定之辞。
(折中案)
易中、凡そ重ねて 「如」 を言うものは、
皆、両端定まらざるの辞なり。
屯の六二。
賁の九三。
賁の六四。・・を参照。
両端、どっちに行っていいのか、
迷い、疑っている形容です。
チュンジョ、テンジョ。
ヒジョ、ジュジョ・・など、
文章のリズムで心の定まらない様を
表現しています。
(詩のようですね)
爻辞を読む効用が、
こんなところにもあります。