易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

周易

天下に風あるは姤

今年の年筮で、 天風姤を得た人はいるだろうか。もしいるならば、 新型コロナには気をつけた方がよい。・・と、 この卦を読んでいて思いました。姤は遇なりで、 予期せぬことに遇う運勢ですが、 それはよいことよりも、 悪いことの方が多いのです。この卦は…

六変筮を封印せよ

昔、研究会で出されたモノです。詳細は忘れてしまったので、 得卦のみを掲げて解釈しますと・・× × × × 食道がんの人を占って、 大有之賁を得たそうですが、 結局その方は亡くなられたそうです。占を乞うたのはご家族の方でした。 ䷍ ䷕ 亡くなられたのですか…

次は天風姤

夬を読み終えましたので、 次は天風姤です。× × × × 真勢中州・松井羅州「周易釈故」 公田連太郎「易経講話」 旧暦5月の手書き文字が間違ってるね。 旧歴→旧暦

新釈漢文大系 易経

当ブログでは、 明治書院「新釈漢文大系 易経」 をお薦めしていますが、こんなふうに 読めばよいと思います。× × × × まず[卦意]のページを読む。すると、 序卦伝。卦名の字義。 卦体。卦徳。卦変。卦象。 雑卦伝。 ・・が学べます。それから、 卦辞、彖伝…

厄介な易経

易経を読むとは、 辞だけを読むにあらず。たとえば、 沢天夬の五爻の辞は、莧陸夬夬。中行无咎。 象曰、中行无咎、中未光也。・・ですが、 辞書的な ‘意味’ を知っただけでは、 易を解したとは云えないのです。すなわち、 次のことを掴んでおく、 必要がある…

いっちょういっせき

一朝一夕これ、 易経・坤・文言伝が、 出典なんだそうで。知りませんでした。積善之家・・ばかりに、 気を取られていたもので。

良書それぞれ

加藤大岳 校訂『易経』 本田濟『易経講座』(程伝の講義録) 島田虔次『大学・中庸』 いい本ぽいです。

天命之謂性

こんなことをtweetしている人がいる。 勉強になるなぁ。(勝手に引用して御免) 儒家は、「易伝」を撰述するという手法で『易経』を自らの経典として取り込み、道家的な「道の形而上学」をも取り込んでいったなんてことが言われてますね。ちなみに『中庸』に…

夬を得たら・・

沢天夬は、 上六が悩みの種なんだよね。 ䷪ なのでこの卦を得たら、 その女とは手を切りなさい。 禁煙、禁酒をしましょう。 などと占うことが可能だ。 この一陰は兌の主爻なので、 魅力的だが姦佞邪知な女だし、 兌口ゆえに煙草、酒なんだよね。 もちろん筮前…

これを道と謂う

難解な句ですが、 一陰一陽之謂道。(一陰一陽これを道と謂う) これくらいは知っておくと よいと思いまして。× × × × 一陰一陽之謂道。継之者善也。成之者性也。 (易経、繋辞上伝)(私訳) 一たびは陰、一たびは陽となって、 互いに往来循環することを易…

逃げる物件

Twitterでこんな成否占を見た。 (無断流用失礼) 物件情報が入ってきた。 よさそうなので翌朝現地を見に行くことに。 某先生が周易を立てると雷山小過。 今朝になって不動産屋サンから 「あれはもう売れちゃいました」 との連絡が入りました。 うっすらそんな…

辞による除災

過去記事の再掲です。× × × × 山天大畜の卦辞に、 不家食吉。(家食せずして吉) とあります。この辞に関して、 手持ちのプリントには、 某日不食於家、而食於外、以避災眚、 古人蓋亦有此類事、 という謎の註釈が付されてあります。意訳しますと・・ 某日、…

安岡正篤「易學入門」

過去記事の再掲です。× × × × 安岡正篤「易学入門」これは好きな易書です。膨大な勉強があって、 それが数行に集約されている といった感じの文章。つまり、 奥行、深みがある。資料を集めて、 3年位かけて読み、 それを整理整頓すれば、 優秀な人ならすぐに…

易者の勘

武隈天命先生の易書には、 実占家にしか書けない文章があって、 勉強になります。たとえば、 次のような占例です。 相談者は27歳の女性で「私の運勢を占ってください」 という内容でした。 因みにこの女性は、親御さんの勧めで今年の4月から 歯科衛生士の学…

剣難の相

大岳著「易学通変」には、 佐久間象山が斬殺された際の、 占話が載っています。象山は、事前に 卦を執っていたらしく、 夬の乾に之く(夬の上爻変) と「通変」には記されてあるのですが、 筮法が何かははっきりしません。おそらく中筮法でしょうか。以下、 …

五輪の強行

地水師は戦いの道を説いています。そして、その第四爻には、 こんな辞がかかっています。師左次。无咎。 象曰、左次无咎、未失常也。小生の岩波易経には、 このような書き込みがしてあります。 これは難(かた)きを知りて退く爻。 戦いに勝つのではない、退い…

夬卦の消長

沢天夬の、 「失せ物」「家出人」の占につき、 柳下「易入門」には、 こう記されてあります。× × × × 失せ物─戻りません。家出人─居所は判りません。 ひょっこり戻ってくることがあります。× × × × 問題はこのように占考してある、 その根拠なのですが・・こ…

柔が剛に乗る

易では、 柔が剛に乗っていると、 害をなす小人とみます。× × × × 沢天夬の彖伝に、 柔、五剛に乗ればなり。 とあります。程伝はこう註しています。 柔、消すと雖も、然も五剛の上に居る。 猶お 乗陵(じょうりょう)の象 と為す。 陰にして陽に乗ずるは、非…

占例・益之復

易学大講座の占例をアレンジして、 このような占を創作してみました。× × × × ある人に金を貸すに際して、 三か月ごとに十万円ずつ返してもらうと取り決め、 三十万円貸したのですが、 初回の十万円が戻って来ただけで 連絡が取れなくなってしまいました。残…

恒のない爻

雷風恒を易位させると、 風雷益になります。 ䷟ ䷩ それゆえか、 恒の九三は、益の上九に 対応しています。どちらも巽の上画であるため、 (内卦の極、卦の極でもある) 恒のない爻となっています。おもしろいデスネ。それぞれの爻には、 このような辞がかかっ…

良縁の占

「〇〇さんと結婚していいか」 を占って、風雷益の五爻 を得たとします。可否占ですから、 筮法は三変筮です。風雷益は、 中正にして慶びのある卦です。 (彖伝)爻辞に曰く、 有孚恵心。勿問元吉。有孚恵我徳。これは、 よい爻辞です。亀卜や筮に問うまでも…

変易に処する

ネット上には、 易辞の引用が多々ありますが、 この辞は見たことがありません。本日、 易経をぼんやり読んでいて、 「なかなかいいじゃないか☆」 と思ったのでちょっと一筆。× × × × 有孚于飲酒。无咎。 濡其首、有孚失是。 (未済、上九)飲酒に孚あり。咎…

占例・ 履之小畜

易研究会で発表された古い占例を、 会報で読みました。× × × × 占を乞うた人は、 三年前に独立して事業を始めた人で、 使用人が一人います。今後の事業の推移を占って、 履之小畜を得ました。爻卦は 震坎乾坤坎震 です。占者は、 このように占断したと、 会…

死喪の徴

およそ90年前の易書によれば、 風雷益の三爻には 「死喪の徴」があるそうです。爻辞曰、 益之用凶事、无咎。 有孚中行、告公用圭。まず、 大岳氏の占考によれば・・ 「公ニ告ゲ圭ヲ用フ」るのも 葬礼を連想して不吉です。 ・・と敷衍解釈しています。これを…

三は凶多し

三爻は「危地の象」と云われます。危険な位地ということですが、 その根拠は易経にあります。× × × × 三與五同功而異位。 三多凶、五多功。貴賤之等也。 其柔危、其剛勝邪。 (繋辞下伝)三と五とは、功を同じくして位を異(こと)にす。 三は凶多く、五は功…

本当の六変筮

会報に載っていた占例を、 かいつまんで書きます。六変筮法。筮前の審事。基準卦。 という論点を含んでいます。× × × × 友人が転んだらしく、 足を怪我して、 入院しているということです。どんな具合かを筮して、 豊之夬を得ました。 (爻卦は上から離坤震…

利貞

夜中に目を覚ましたので、 漫然とツイッターを眺めていると、 乾卦彖伝の文句に目を瞠(みは)った。 おのおの性命を正しくし、 大和(だいわ)を保合(ほうごう)するは、 すなわち利貞(りてい)なり。 (『易経』) ビビン! と、 体に電気が走った。そうか、 利…

豫の三義

必要があって卦を求めると、 雷地豫だった。岩波易経を見る。と、マルジナリアとして、 こんなことが書いてあった。● 卦辞・彖伝は「あらかじめする」。 ● 爻辞は「悦び楽しむ」。 ● 雑卦伝は「豫は怠るなり」。これは、 過去の自分が、覚書として 余白に書…

略筮における爻変

略筮において爻変する理由を 変為生卦に求めている人がありますが、 これはどうでしょう。真勢の生卦法であっても、 機械的に用いていいわけではなく、 理由のない爻変であることに、 変わりはないからです。六払いして得られる「爻」が、 「時に」変ずるこ…

一語占い

雑卦伝です。卦の特徴を短い語で述べています。ピンと来ないものもありますが、 アレコレ穿鑿してみると楽しいです。謙は「軽」。 「ハイ、ハイ」と云って、 バカになっていればよいのかしらん。无妄は「災」。 乾・震の象と合わせて、 交通事故にはご用心。…