易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

周易

真勢の結婚占

古い本でこんな占例を見た。 或る人、婚姻の吉凶を問ふ。 真勢先生之を占ふて水沢節の地沢臨を得たり。 断に曰く、臨は彼我相望むなり、 節は節義を守るの義にして 坎の中男は上卦に居り 兌の少女は下卦に居て、 男女位を正しふして家を治むる象なり。 故に…

暗き意あり

イヤ、雷火豊は明が覆われる卦 デスヨ。 「プチ 明夷」と真勢易では云っています。 爻辞にも「暗」が出て来ますでしょう?

易占を学ぶために

現在は、 紀元書房が閉店してしまいましたから、 易占のテキストって案外少ないようです。 結局、易占を学ぶためには、 「易入門」「易 占法の秘伝」 あたりしかないのでしょうか。 ともに著者は柳下尚範氏です。 あまり〇〇易ということにこだわらないで、 柳下…

卦意をつかむ

六十四卦の意味を学ぶためには、 彖伝、大象をしっかり読み込むとよい。× × × × たとえば水沢節。卦辞曰、 節、亨。苦節不可貞。彖曰、節、亨。 剛柔分而剛得中。 苦節不可貞、其道窮也。 説以行険、当位以節、中正以通。 天地節而四時成。 節以制度、不傷財…

神宮館の本

「新選 易学小筌」松田定象 著古書です。 こんな内容。 簡にして要を得ています。写真の赤の傍線に、 「この卦(水沢節は) 節操に乏しき人に出ること多し」 とあります。節でないから節が出た、 ・・というわけです。遇卦は、 “教えを示している” ことがある…

水沢節と土星

水沢節は限度内に止まる卦なんだけど、 まるで占星術の土星のようだと思いました。 校則やルール、組織の枠内にあるということは、 時に堅苦しいものですが、 節がなければ世の中は乱れてしまいます。 水沢節の運勢につき、 特別に悪い運勢でもないのに、 不…

大学 ラグビー占

11月20日の関東大学ラグビー対抗戦は、 帝京大学と明治大学の、 いずれか勝った方が優勝という試合でした。下馬評では帝京が圧倒的有利でした。そこで、 「明治は帝京に勝つか」 を三変筮で筮して、 天沢履の第二爻を得ました。爻辞に曰く、 履道坦坦。幽人貞…

周易は情か

個人的には、 周易は情よりも義を 重んじていると考えます。 しかし、これは、 加藤大岳氏や柳下尚範氏の易ならば、 ということなのですが。 三変筮は爻辞占が原則ですが、 柳下氏はその典拠として程伝を推奨しており、 程伝は命(いのち)よりも道を重んず…

晋卦・メモ

火地晋は、一日のうちに三度も 天皇陛下に謁見するような卦です。 (卦辞参照)そして、 忘れがちですが・・ 晋を得たら明夷を思え。 (太陽の運行ですネ) ䷢ ䷣ 「現在好調にある場合は、 近く転落するということもあります」 (柳下「易入門」)また、 晋は…

占的がダメ

占的を上手に、またシンプルに立てないと、 卦読みが曖昧になります。 易卦は、吉にも凶にも、どうにでも読めますから。 適職は何? とか、 私が生まれた意味は? を占的としても、 おそらく卦から答えは得られないでしょう。 ただ自分に都合のよい解釈をす…

易経の帝王学

帝王学の意味をブログ主は知りませんが、 天子、リーダーの心得ということなら、 易経の五爻や定卦主にかかっている辞などは、 そのように読むことが出来ます。 さっき読んだ 渙汗其大号。渙王居、无咎。 象曰、王居无咎、正位也。(風水渙 九五) などは、義理…

分相応の易占

易占に関心を寄せている人。 ネットをよく見るなどして、 情報過多になっている人がいます。 実力以上の上級理論をむさぼったり、 わかったようなことを公の場で 発信するのは控えるべき。 ちょっとした文章・発言でも、 易の造詣の深さはバレますからね。 …

汗をかく

風水渙の第五爻の占考に、 他人のために骨折り、利をうる時(柳下・易入門) 初志を貫かねばなりません。懸命に働いて・・(易学大講座) とあります。「骨を折る」「初志を貫く」「懸命に働く」 という表現はどこから出てきたのか? これは爻辞の「汗」から…

プチ 離婚占

離婚の可否を占って、 風水渙の第四爻を得たとします。爻辞に曰く。 渙其群。元吉。渙有丘。小を散らして大に集まる、 ということで、 「離婚すればもっといい人が現れる」 と占断しました。三変筮による爻辞占です。

乾為天と雨

天候を占って、 乾為天を得たとすると、 基本的には晴れの占です。 しかし「雨」と占うこともあって、 易経を読んでおられる方ならば、 おそらくこう考えるでしょう。 乾は龍の変化を示す卦である。 ゆえに晴れが続いている状況下では、 晴れが極まって雨に…

卓抜な発想

その群(ぐん)を渙(ち)らす。 元(おお)いに吉。 渙らして丘(あつま)るあり。 夷(つね)の思う所に匪(あら)ず。これは風水渙 六四の辞です。大岳氏は否の交代生卦によって これを釈いています。 ䷋ ䷺ すなわち、 否の六二が坤の仲間を離れて四に往き、 五の高き…

交わる八卦

古い易書にこうありました。上経三十卦、天地の正たる乾坤に始まり、 泰否を経て坎離に結ぶ。 下経三十四卦、男女の交たる咸恒に始まりて、 損益を経て坎離の合たる既未済を以て大終す。これは序卦の骨組みです。乾坤 泰否(☰と☷) 坎離 咸損(☱と☶) 恒益(…

卦読みを広げない

三変筮の得卦を読むに際して、 初級者、中級者の方は、 この柳下氏の判断方法を踏襲すると よいとおもいます。 三変筮得卦にあっては、 辞の象意によって判断し、 あまり占的以外のことは卦読みを広げない のが原則ですから、 判断に迷うことはずっと少いの…

易学大講座・雑感

易学大講座の難しいところは、 やはり「占考」の項です。 卦辞・爻辞・彖伝・象伝・・等は、 たとえば、程伝とか本義の註を読んで、 わからない箇所があっても誰かに聞けば、 直ちに理解が得られるから左程難しくはない。 しかし占考となると易経で得た理解…

武隈氏の本

武隈天命氏の『易占の要諦』は、 なかなかよい「レジュメ」だと思います。たとえば、 「六十四卦の応用」の章(p.137~p.144)。この章はたったの 7ページですが、 易占の技法としては、これだけ知っておけば 十分でしょう。こうした方術は、 機械的に用いて…

お壮んな馬

風水渙の初爻に、 馬壮。 とあります。馬が壮(さか)んなのです。馬壮は、 坎の主爻の、 九二のことを云っています。坎は説卦伝に、 其於馬也、為美脊、為亟心。 とありますからね。「新釈漢文大系 易経 中」に誤植がありました。 閑話休題。渙初爻の結婚占に…

艮の一部を失う

風水渙の運勢占に、 事故で身体の一部を失うともいえます。 (柳下「易入門」) とあります。これは三爻の辞に、 その躬(み)を渙(ち)らす。 とあるからです。 ䷺ 卦体を見ますと、 三四五に艮(身体)があって、 艮の下爻は身体の一部といえ、 また内卦坎の上爻…

節を失うと・・

水沢節は、 節度があるために、 コップの水が保たれています。 ䷻ 節は止まるなり(雑卦伝)です。しかし、 節度がなくなって、 ほしいままに動いてしまうと、 水を失うという運勢になります。つまり・・コップの水が溢れてしまって、 運気は沢水困となって困窮…

渙卦・一行占

加藤大岳氏は風水渙の占意を 簡潔にこう表現しています。 一時損失あるも後の大利となる事が多い。 契約等は特に注意して厳重にすべし。 (易学通変) 「一時損失・・・後の大利」 渙は散らすことによって集まり、 亨通の得られる卦です。 ゆえに小さな出費…

易の蔵書

易入門は5~6冊持っていますので、 いろんなところに在ります。

散と聚の卦

風水渙は 「散らして集める」という卦です。 白蛾小筌には 萍水相逢之意 とあります。 へいすいあいあうのい 散ったものが出会って集まる、 というのです。 卦辞には 王仮有廟 とあります。 この表現は沢地萃の卦辞にもありました。 すなわち「集まる」とい…

六十番目の節

邦儒・佐藤一斎が こんなことを云っています。× × × × 乾為天から数えて水沢節は六十番目である。 これは干支の周数(六十)に当たる。 また、乾から節まで爻を数えれば、 三百六十で一年の日数(概数)に当たる。 (60卦×6爻=360) 「これその節をなす所以なり…

舟楫の象

風水渙の彖辞に、 利渉大川。 彖伝には、 利渉大川、乗木有功也。 とあります。「大川を渉(わた)る」 「木に乗って功ある」というのは、 渙の象に「舟楫(しゅうしゅう)の利」 があるからです。これは繋辞下伝に出ています。 岩波「易経 下」p.256 参照のこと…

占い稼業を占う

現役占い師の方が、 「本当に占い師のママでいいのか」 と、ご自身の職業運を占って、 火天大有の第四爻を得ていました。勝手に解釈してみました。× × × × 占い師を辞める必要はないと思います。 しかし「大いに有(たも)つ」という卦ですから、 戦力(仕事)をい…

兌と肝臓

まず紐解くことのない易書だが、 偶々「易占の神秘」を繰ってみたら、 こんな占例があった。 某六十翁の病勢を占つて、兌為沢の上爻を得た。 兌を肝臓とする故、肝臓の故障なるべし。 「兌を肝臓とする」? 兌の象に肝臓なんてあるのか。調べてみると高島易…