易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

大講座を読む

山火賁、上九の占考例に、
このようなのがあります。
(出典は易学大講座)

  • 婚姻は話の纏る可能性はありますが、・・
  • 病気は・・一命保ち難しと判じます。

××××

   爻辞曰、白賁。无咎。
  

結婚(の成否)は、なぜ、
まとまる可能性があるとしたのか。

病気(重病の場合)は、なぜ、
生命が危ういとしたのか。

その理由を云えるでしょうか?

××××

占考例というものは、
何もこの通りに占う必要はないのですが、
その判断の根拠を自分で考えてみることで、
卦・爻・辞に対する易占力が養われるのです。

易学大講座を読む最大の効用は、
実にこうしたところにあります。

おみくじのように、
ただ占考例を読んでいるだけでは、
モッタイナイ!

それではいつまでたっても、
入門の域を出られないのです。