易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

読書

佐藤 朔・訳

佐藤 朔・訳 『ボードレール詩集』 旺文社文庫 読みやすくてよい。 何かの折に時々読みます。 注もよい。 これ ↓ なんか新型コロナのよう。引用: 悪魔は たえずぼくの傍らで 動き回り、 触知できない空気のように 周囲を浮動する。 それを呑み込むと、ぼく…

スタバで本を

カップラーメンをすすって、 近くのスタバで「赤と黒」を読み続く。面白くって50分ほど経過してしまい、 昼休みとしては長居してしまいました。 実際、この瞬間の彼女はすばらしい魅力であった。 (岩波「赤と黒」より) スタンダールは単純に書いて、 どん…

諷刺の書

下の写真は、 新潮文庫『赤と黒』の解説部分。〈『赤と黒』の時代的背景〉は、 読んでおいた方がよいと思う。写真の赤線箇所には、 こんなことが書いてあります。 『赤と黒』は、イエズス会と亡命貴族が作り上げた 社会に対する痛烈な諷刺の書である。 訳者…

赤と黒

昨夜、 赤と黒(上)の最後の章、 ジュリアン・ソレルがレナール夫人の部屋へ、 梯子をかけて忍び込む場面を読む。情事と云えば、情事だが、 なにか個人の力ではままならぬ社会にあって、 現実を超えたところの超現実というか、 夢の世界、幸福の世界というか…

新本で買った

久しぶりに都会(吉祥寺)に行ったら、 ツイ大枚をはたいてしまった。× × × ×プルースト入門。 プルースト論。

翻訳の文章

坂口安吾の本を立ち読みしていると、 安吾、太宰治、織田作之助が対談していた。織田はスタンダールのファンらしい。しかしこんなことを語っていた。しかし翻訳の文章はダメだから、 文学の勉強のために 横光利一、川端康成、志賀直哉を読んでいる。スタンダ…

偽善者

岩波文庫「赤と黒」第一部の、 第22章 1830年の行動法 には次のようなエピグラフがある。 言葉は考えを隠すためにあたえられた。 ── 神父マラグリダ 何だろう? とおもって、 物語を読み進めていくと、 このような文章があった。 彼の返答は完璧だった。とく…

Le Rouge et le Noir

「赤と黒」を岩波文庫で読んでいるが、 新潮文庫で読んだ時より愛おしく思える。 岩波は桑原武夫・生島遼一訳であるが、 なかなかよい訳文である。翻訳文学は、 語学的に正しいかどうかより、 文体の優れたものがよい。学者の論文と、 文学は違うから。

古書・赤と黒

国分寺の七七舎にて、 「赤と黒」を買いました。新本同然で、 二冊 800円でしたので。「赤と黒」は、 昨年、新潮文庫で読んだので、 次は岩波文庫、 その次は光文社古典新訳文庫で、 読んでみよう。

武蔵野夫人

暮れも押し迫ったある日、 ふいに日本人の小説を読もうと思った。 以前見た新潮文庫の川端康成「山の音」 の紙触りがよかったからだ。 年末書店に行くとレジ前には、 30人くらいだろうか、長蛇の列。 店員サンが「最後尾」のプラカードを掲げていた。 ぎょえっ…

バルザックの読みにくさ

バルザックの小説は、 家屋や家具調度類の説明が長い、 ということのほかに、 こういうところが読みにくい。たとえば、 犬神魔太郎という、 登場人物がいるとする。読みにくさを具体的に記せば、 こんな按配です。× × × × 犬神は馬車に乗って、 容疑者の家に…

村の司祭

折りを見て、 バルザック「村の司祭」を読んでいる。 毎日ではないし、 一度に 2、3ページずつなので、 遅々とした進捗ぶりです。 この小説は大学の時、 語学の教材として仏語で読んだはず なのに、ご多分に漏れず読んでなくて、 試験前に翻訳コピーを読んだ…

易経と罪と罰

[文士は家郷に容れられず?]二葉亭が「『罪と罰』がおもしろくて徹夜で読みました」と、あるロシア人に話すと、「よくあんなものがおもしろいね。私たちはみな3、4頁で実は閉口しているんだよ。だが評判が高いので外聞を恥じて、我慢してやっと終わりま…

名訳者

海外文学は訳者によって、 よい。わるい。 読める。読めない。 が明確に出るものである。学歴や経歴が超エリートで、 その分野では有名で、 よい評論を書くというのに、 翻訳は味気ないという人がいる。学者になることと、 文学の才能とは別のことのようだ。…

吉川論語

角川ソフィア文庫から、 吉川幸次郎「論語上下」が出たようだ。書店で手に取ってみたが、 一冊がけっこうブ厚い。朝日文庫の三分冊を持っているから、 結局買わないことにした。吉川先生は、 ただの学者ではなくて、 詩人的な感性の人だというのが、 小生の感想…

Honoré de Balzac

写真はバルザック「海辺の悲劇」のとあるページですが 訳文の語彙が難解であるし活字もちっこいから読みにくい。 写真を見るとわかるけど活字も滲んでいます。岩波文庫です。 バルザックの文章はパワフルで毎日焼肉を食べているような 胃もたれを感じるので…

そんなに読む本がありますか

[多? 少?]定年でやめた辰野隆(ゆたか)が蔵書を東大に寄附したが、「たくさんのフランス書のなかで本当に読んだのは、300冊もない」というと、内田百閒「へえ、フランス文学には、そんなに読む本がありますか」 pic.twitter.com/NQhnz5czDp— 大森博子⛅ …

西荻にて

西荻窪でランチして、 古書店を覘いてきました。全部で 1,490円也。× × × × 服装は社会の表現である。 社会のすべてが 女性のスカートの中にある。── Balzac『風俗研究』山田登世子 訳

「ざくろ屋敷」

バルザック「ざくろ屋敷」 を読む。 (岩波文庫「知られざる傑作」所収) 最初は屋敷と舞台の説明ばかりだが、 人物が登場してからは異常に集中して 読めるようになる。 自分がどこかへ行ってしまうほどだ。 訳注によればこの小説を一晩で書いたとか、 玉突…

バルザックの短篇

最近、 小説を読むと五分で眠ってしまう。 そんな中、バルザック「ファチーノ・カーネ」 に関心を持った。 バルザックの短篇は意外に複雑で、 一度読んだくらいでは捉えられない。 しかし直感的に優れていると感じる。 この「ファチーノ・カーネ」は、 光文…

仏短篇

久しぶりに、 短篇小説を読みました。× × × ×モーパッサン「持参金」*1 太田浩一/訳 光文社古典新訳文庫 ※モーパッサンは文章が笑えます。 個人的見解です。バルザック「グランド・ブルテーシュ奇譚」 宮下志朗/訳 光文社古典新訳文庫 ※モー氏より文学的で…

措辞の端々

以下のツイートは、 高遠弘美 訳 『失われた時を求めて』 光文社古典新訳文庫 について語っています。@Thouartmore高遠様 御高訳『失われた時を求めて』の三冊目を御恵与下さり、有難うございました。文学の魅力は、描かれる事件の推移や主人公の感懐などに…

悪まれる

易経の解説書を読んでいると、 論語、中庸・・などから、 文章を引いていることがあります。以下はその一つです。× × × × 子貢問いて曰く、 君子も亦悪(にく)むこと有るか。 子曰く、 悪むこと有り。 人の悪を称する者を悪む。 ── 論語、陽貨 子貢が、 君…

論語集註

朱子の新注です。 古書 100円で買いました。 以前の持ち主は女子大生。 (おそらく48年前の) 東京大学の教材だったのか。 こんな内容の本です。 「子、怪・力・乱・神を語らず」 ・・は有名な章です。孔子について、 門人が云った言葉です。諸橋轍次先生の…

強い権力

スタンダール 「パルムの僧院」から。牢獄司令官の娘、 クレリア・コンチの独白です。 ああ絶対権力、 いつお前はイタリアを圧するのをやめるのか! 下劣な金銭ずくの人たちばかり! (大岡昇平 訳) なぜだか胸に引っ掛かりました。 なぜだか。

学問のやり方

お弟子さんに勉強法を 問われた程伊川先生*1は、 「すべからく是れ書を読むべし」 と云っています。 そして、 「書は必ずしも多く看ず」 「その約を知らんことを要す」 とつけ加えています。 多くの書を読む必要はない、 それよりポイントをちゃんと 押さえ…

対訳 ランボー

こんなん出ました! すごいねぇ。 まるで仏文科のテクストじゃないか。ジャディス、 シィ ジュムスーヴィアンビアン、 マヴィ エテタンフェスタン・・かつて、 オレの記憶が正しいなら、 オレの生活は宴(うたげ)だった・・

翻訳あれこれ

「失われた時を求めて」は、 どの翻訳で読んでも一長一短です。現在のところは、 岩波で読んだり、 はたまた光文社だったり、 その時々の気分に応じて、 読んでいます。紙面や活字などは、 光文社に軍配が上がりますが、 「すこぶる」を多用していたり、 そ…

新潮文庫の誤植

新潮文庫「パルムの僧院」に 誤植がありました。だよね? × × × × 夜中に目覚めると、 今はこの小説を読みます。朝も布団の中で読む。が、 2~3行読んで、 眠ってしまうことも・・最近は、 スタンダールの文章はいい、 と思うようになりました。それは、 ぶ…

文学的パリ

19世紀フランス小説を、 よりよく読むために・・・ とおもったのですが、 なかなか読めません。鹿島 茂先生は、 バルザック 「ペール・ゴリオ」 の訳者。高遠弘美先生は、 プルースト 「失われた時を求めて」 の訳者。