易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

読書

悪の華と論語

7日が立冬だから、 もう「秋」ではないのかもしれないが、 気候がよいせいもあって集中力が増し、 読書の秋を満喫している。すなわち、 ボードレール「悪の華」と「論語」を 深入りして読んでいる。 小生は「易経」を読むのが日課だから、 純一に読み込むこ…

君子

「君子」については、 位が高い、徳がある・・といった、 アバウトな理解だったのですが、 貝塚茂樹先生の語釈が詳しかったので、 ここに引用しておきます。引用: 【君子】 「君」は「群」に通じ、 「子」は尊称で、 朝廷の会議に参列できる 貴族たちの総称…

満月と猫

ボードレールにしては わかりやすい詩です。引用: 夜もふけていた。まあたらしいメダルのように 満月が空にかかっていた、 そして夜のおごそかな気配が、河のように、 眠るパリの上を流れていた。家並にそって、表の戸口から戸口の下を 猫どもがこそこそと…

蛆虫の合唱隊

愛する女性を描いた詩なのに、 ボードレールにかかるとこうです。引用: 死骸めざして這い寄る蛆虫(うじむし)の合唱隊のように、 私は進んで攻撃し、よじ登って襲いかかる。 私にはいとおしいのだ、おお情容赦なく残酷な獣(けだもの)よ! きみを私には一…

悪の華

久しぶりに読んだら何故かハマって、 ボードレール「悪の華」を読んでいます。・集英社文庫 安藤元雄 訳 *1 ・ちくま文庫 阿部良雄 訳 ・岩波文庫 鈴木信太郎 訳 ・旺文社文庫 佐藤 朔 訳どれもよい本ですが、 一冊だけ読んでいてもわからない。そこで、 注…

水の花

ボオドレエル「噴水」より 華やぐ月の 色添へて、 咲き乱れたる 水の花、 涙の雨と 降り灑(そそ)ぐ。 齋藤磯雄 譯

カリグラム

(アポリネール 作 窪田般彌 訳) (同 上)[ふざけているようですが、 [丹念に読んでいくと案外名句です。

新潮文庫

昔の新潮文庫の方が好きだなァ。 どれも絶版です。

書棚より

古書店のような書棚。 このイェイツの本は、 月の二十八相について述べられている。

眠い、読書

詩人の辻征夫さんが、 トルストイ「戦争と平和」を読んで、 ‘はまった’ ようなので、小生も、 読んでみることにした。ただ先週は暑くて読めなかったし、 今週は眠くて布団で読んでいると 本が顔に落ちて来ることしばしば。笑 易ブログを寝床で、それもスマホ…

ウィットの詩人

08.31Note : C. Baudelaire西脇順三郎の評[ ボードレールはシェイクスピア[ 以来あまりでなかったすぐれた[ "ウィット" の詩人である。[ ボードレールの天才的な機智[ (エスプリ) は超自然的な存在を[ 示している。[ 彼の悪魔きどりもエスプリの[ ひらめきの…

天は何も言わない

天何言哉、四時行焉、百物生焉、 天何言哉、 (論語、陽貨)論語中、 易経を読んでいる人には、 親しみを覚えるところでしょう。彖伝、文言伝、繋辞伝・・ 等に書かれてあっても、 おかしくないからです。天は何も言わない。 四季はめぐり、 万物は日々生じ…

西脇順三郎の詩

× × × × コリコスの歌 浮き上れ ミュウズよ 汝は最近あまり深くポエジイの中にもぐつている 汝の吹く音楽はアビドス人には聞えない 汝の喉のカーブはアビドス人の心臓になるように (「Ambarvalia」より)× × × ×ミュウズとは詩神のこと。 薬用石鹸ではあり…

貝塚茂樹「論語」

論語を買いました。 近くに喜久屋書店が開店しましたので、 つい・・ 貝塚茂樹先生は、 中国古代史が専門の歴史学者。通説とは異なる解釈もあるようですが、 良書なのでお薦めします。

論語を読む

西脇順三郎はああいう人だから(笑)、 論語の内容にはまるで興味を示さないのですが、 しかしその文章の素晴らしさは認めていて、 「世界文学クラス」と絶賛しています。文章を楽しむために、 論語を読んでいる人も、 いるのではないか。吉川幸次郎氏は、 …

エセー

ワイド版 岩波文庫 モンテーニュ著「エセー」全六巻 ブックオフにて購入。 3,870円也。

堂々たる文章

こうした場面における、 スタンダールの文章は実に素晴らしい。まるで映画の1シーンのようである。 槍騎兵第二十七連隊は、一八三*年三月二十四日午前八時半ごろ、うすら寒い曇り空の下、ナンシーにはいった。威風堂々たる軍楽隊が先頭を進み、土地の者や…

7月1日の日記

午前四時を過ぎると、目が覚めた。 大雨。布団にくるまったまま、 「失われた時を求めて」を読む。 (珍しく)すごく面白く読めた。 自分には岩波の吉川一義訳が一番よい。 文章に流れがある。 難解、文学的な語彙を用いていない。 知的であり、繊細でもある…

繰り返し読む本

以下は個人的な見解ですが、 繰り返し読む本を持つことは、 人生の宝であると思います。 黒澤明監督は、トルストイの 戦争と平和を三十何回か読んだと 昔のテレビで云っていました。 確かに氏の映画には、 戦争と平和と似た場面、台詞があります。 哲学者の…

『波』を買う

ヴァージニア・ウルフ 『 波〔新訳版〕』 早川書房 買ったのは右です。左は古書。 馴染みの喫茶店でランチ。 けっこう古い喫茶店で、 高校生の頃、旧店に何度か行きました。

楚辞を買う

岩波文庫。 スッキリしていて読みやすい。 ほかにも、 易経の卦辞・爻辞と、 雰囲気の似たものがある。

本を読む際・・

本を読む際は、 棒線を引っ張ったり、 マーカーで色づけしたり、 余白に何か書くようになりました。

有難や~、古書店

国分寺の七七舎を覘くと、 スタンダール全集がバラ売りされていた。 全12巻中、6巻が店頭で売られていた。 一巻100円也。 あ~、ちきしょ~。 全巻揃いで7,000円で買っちまったよ。 リュシアン・ルーヴェン Ⅰ・Ⅱ もあったから、バラ売りで買い揃えた方が、 …

ワイド版で

ワイド版「赤と黒」岩波文庫。 立川のジュンク堂書店にて購入。 活字が大きいので読みやすい。 じっくり読めます。 著者のスタンダール氏。 小説は若々しいのですが、 これを書いた人はオッサンだぁ。

怪力乱神

門人によれば、孔子は、 次のようであったといいます。子不語怪力乱神。 子、怪力乱神を語らず。(論語)先生は、 怪異と暴力と背徳と神秘とは、 口にされなかった。 (金谷治/訳)孔子は、 怪・力・乱・神(しん)については、 口にすることはなかったという…

「パルム」を読み続く

岩波、パルムの僧院、 下巻を読み始めましたが、 しょっぱなのエピグラフに誤植あり。 266ページじゃなくて、 307ページでしょう。 最初の章、第14章の、 サンセヴェリナ公爵夫人が、 大公に謁見するシーンはなかなか読ませる。 駆け引きと云い、大公の表情…

挿話の魅力

物語とは無関係なエピソードを、 このようにさらりと挿入してあるのも、 スタンダール小説の魅力です。以下は、 サン・ペトロニオ聖堂における、 ある場面。× × × × 引用: そこを出るまえ、大きな聖母像の前に すわっている老婆に近づいた。そのそばに 鉄の…

スタンダールの前兆

「赤と黒」でも「パルムの僧院」でも、 主人公は “前兆” というものに、 強く惹かれる傾向がある。作者のスタンダール自身が、 そういう人物だったのだろうか。小生は、 次のような文章に魅せられるのですが、 しかし明確に理解できるとはいえません。 こう…

ポーの本

精妙な美にひそむ怪異 赤い死の舞踏会 付・覚書(マルジナリア)エドガー・アラン・ポー 著 吉田健一 訳 中公文庫リジイアの冒頭

La Chartreuse de Parme

「パルムの僧院」(1839)を読んでいます。 182年前の小説だなんて信じられな~い。バルザックはこの小説を三度読み、 長い論文を書いています。「マキャベリが19世紀に生きていて、 イタリヤから追放されたら 書いたであろうような」小説。バルザックは「パ…