易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

天に応じる

論語に、
主忠信、徙義、崇徳也。
忠信を主とし、義にうつるは、徳をたかくするなり。
とあります。

また、
易経、中孚の彖伝には、
中孚以利貞、乃応乎天也。
中孚以て利貞、乃ち天に応ずるなり。
とあります。

この二条は、
同じようなことを云っていると
愚生にはおもわれます。

誠実の徳と正しい徳とを備えたなら、
それは天に応じることになるのであると。

柳下・易入門 p.260 には、
こんな記述があります。

信(まこと)があり、正しいということは、
天に応ずることである。

しかし、
我々凡人は、そんなに簡単には
天には応じられませんがね。

こうした、
出来ないことを云っているのが、
易だからです。