今朝の毎日新聞のコラムは、
「帝王学の書」から始まっていた。
帝王学の書「貞観政要(じょうがんせいよう)」で知られる
唐の第2代皇帝、太宗(たいそう)は側近の人選を重視した。
「政(まつりごと)をなすの要は人を得るにあり」と、
かつて敵対陣営に属した人も進んで登用した。
側近のいさめを積極的に受け入れ、
自らを鍛えあげていった(「貞観政要」ちくま学芸文庫)。
(『余禄』 2023年2月5日)
こういう考え方は、
易経をお読みの方には
お馴染みでしょう。
易では、
六五の君が、
九二の賢人を用いる・・
などと表現されますが。
六五ですから、
陰爻が尊位にあって、
柔中の徳を持った明君です。
上卦が離の場合など。