天沢履は女性の裸の象。
地山謙は男性の裸の象。
䷉ ䷎
どちらも、
三位、股の部位の凹凸を見ての、
取象です。
男女の違いを客観的に観察し、
一点のみに簡略化して ズバリ と言い切る。
いかにも易的な観象だと思います。
易は “ひとつだけ” を重んじますから、
☳ の主爻は初画なのですけれども、
履、謙で大事な爻は、それぞれ、
六三、九三ということになります。
これらはともに、
成卦主と云われますね。
そして、
履は裸の女、謙は裸の男で、
両卦は互いに錯卦の関係にある、
というのも面白いですね。
男女は裸で密接に結びついている・・
もしくは、
男女は裸で一体化している・・
こんなふうに易を玩んで、
空想して遊んでみるのも、
なかなか オツ なひとときです。