易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

学者の翻訳

以下は、荒川洋治氏による、
ある翻訳書のレビューです。

「訳も注解も労作であることはまちがいないが、
 外国語に通じた専門家がそのまま詩の訳者、
 理解者となるのはむずかしいことを
 あらためて知らされる機会となった」

愚生もそう思います。

「労作」だけれども、
「名訳」ではない。

そういうことがある。

一流の経歴をもち、我が国における
その分野の第一人者による翻訳なのに、
「入試の英文和訳かい」と思われる
小説や詩の翻訳文があります。

一流の学者であることと、
一流の翻訳者であることとは、
別のことなのでしょう。

翻訳というものは、
文法や字義、学説によりて、
正確緻密になされるのでしょうが、
それだけではどうしても
よい翻訳文とはならない。

やはり、
文学的才能がなければ・・

しかし、
大学院も含めて、
学校には「文学」はないと思われる。

あるのは
「語学」と「学問」だけ。

愚生はそう思います。