2024-01-13 愚案 (按) ずるに 読書 松尾芭蕉の句。 愚(ぐ)案ずるに冥途(めいど)もかくや秋の暮 「愚案ずるに」は、 漢籍の註釈でよくみます。「わたくしが考えまするに」です。俳句にこのような常套句を用いるなんて・・ 芭蕉のあそび心でしょうか。周易釈故、高島易断などでは、 「按ずるに」と云っておいて、 真勢や呑象が自説を述べています。「予、按ずるに」 「中州、按ずるに」 ということです。