男女占における天地否の占意で、
「やがて泰に向かう・・」のごとく、
云われることがあります。
これは上乾が一爻ずつ下に交わって、
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否→咸→恒→泰 と卦が変化する、
運移生卦を見ているのです。
否で意志の通じなかった男女が、
互いに感じ合うことになり、
結婚し、泰らかな暮らしをする・・
という流れです。
もしこれが、
泰→恒→咸→否 なら、
泰から男女の相背く恒・咸となり、
(恒咸は上卦と下卦が背いています)
ついに否運になるという流れです。
必ずそう変化する、とは云えませんが、
乾・坤の交わりにおいては、
こんな見方も アリ なのです。