震遂泥。── 震為雷、九四
震・遂に泥(なず)む。
虞翻曰、
坤土得雨為泥。位在坎中。故遂泥也。
䷲
震為雷の九四につき、
古の易学者は、
坤土が雨水(坎)を得て泥となる。
位は坎中に在る。
故に「遂泥」なのである。
と象解しています。
「泥」は、
・どろの中にはまりこむ。
・とどこおる。
ということですから、
軽率に動いてはなりません。
しかし、
この爻辞には、
吉凶の判断辞がありません。
占においては、
震の主爻で、不中正爻なので、
動いてしまうと見るべきでしょう。
女性の人物占で得たら、
「泥水稼業」ということも、
あるかもしれません。