元巨人軍の松井秀喜氏は、
2002年11月1日に、FA権を行使して
アメリカ大リーグへの挑戦を表明した。
それに伴い、
2002年12月、易研究会で、
「松井氏がアメリカへ行くことの可否」
を筮したことがあります。
愚生が得た辞は、
城復于隍。── 泰、上六
城・隍(からぼり)に復(かえ)る。
・・でした。
これは「落城の象」です。
当然のごとく、
「大リーグへ行ってはだめ」
と占断したのですが、
結果はハズレ、松井選手は、
随分と活躍したといえるでしょう。
思うに、
「時」の捉え方を間違えた
ようです。
すなわち、泰の上爻を
「将来」のこととして見るのではなく、
2002年12月の状態が
「落城」だったのではないか。
これまで築いてきた、
巨人軍での実績が崩壊するほど、
球団、ナベツネ氏はご立腹だったようで。
それゆえ、
もはやジャイアンツに居場所はなく、
巨人軍という「お城を明け渡して」、
アメリカへ行くしかなかった。
そんな状況であったと、
「今では」思うのです。
しかし、
アメリカへ行って成功するか否かは、
未だに読むことが出來ません。
これは今後の課題なのですが、
あるいは占的を別に立てて、
新たに卦を求めるべきだったのか・・
そんなふうにも思うのです。