易の上級者は、
爻辞をこう読んでいるということが、
わかる引用文だと思います。
引用元は、
易研究会の会報です。
私は、常々、爻辞を理解することを第一に、
一卦一卦から好きな爻辞を選んで
「楽しむ」ことを薦めていますが
是非試みて欲しいと望みます。
各自、好みの爻辞を採れば良いのですから。
この先生は、よく、
「爻辞を好きになると上達が早い」
とおっしゃっていました。
その例としては、
先生はこんなふうに
爻辞を捉えているのです。
坤為地なら「履霜。堅冰至」を採ります。
ここは吉凶両面の分かれ道で、
上六の「其道窮也」を先に見ます。
私は坤の坤たる所以を採ります。
坤卦の爻辞はみな欲を塞ぐ事を説き、
結果を説いています。
六四の「括嚢。无咎无誉」も、
また好きな爻辞の一つです。
初学のうちは、なかなか、
易卦を掴めないと思いますが、
努力目標として。
易経を読んで、
好きな爻辞を中心にして、
自分流に六爻をまとめれば
よいのです。