古い易書の余白に
こんな書き込みがありました。
(詠み人知らず)
人間の性格は円満なるをもって吉とす。
「人間、最後は性格ですよ」
と、云う人があります。
特に晩年は、
運や肩書や金や才能よりも、
人柄が大事なのであると。
これは易判断においてもそうです。
易の吉は「条件付き」ですから、
どんなに吉卦が得られようと、
どんなに美辞がかかっていようと、
傲慢、高飛車、嘘つき・・ならば、
無条件に凶判断をして
よろしいのです。
易で「吉」を得るためには、
・時を得ること。
・他の引き立てがあること。
・徳の充実。
が必要だからです。