易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

初と四の応

易例として、

  • 初九が六四に応じるのは吉。
  • 初六が九四に応じるのは凶。

・・です。*1

前者は、
上の大臣が善に下って、
下の賢人が大臣を補佐する象
だからです。

後者は、
賤しい小人が権門に媚びる、
則ち、権力者にへつらって
威権を振るうからです。

まあ、
前者といえども、
上に呼ばれもしないのに、
下がしゃしゃり出ては
いけないのですが。

後者は、
虎の威を借る狐、でしょうか。
出身大学やお師匠さんが立派でも、
キミ自身は偉くもなんともないよ、
というヤツです。

易はこういう、
分不相応な振る舞いを嫌い、
悪い判断をします。

柳下先生などは、
こういう程伝ふうの訓を好んで、
問占者を鑑定していたようです。

しかし、
以上には例外もあって、
大過の九四、初六は特例であると、
周易釈故」にはあります。

初九と六四の例としては、

  • 屯と賁の婚媾。
  • 頤の虎視眈々。
  • 損の遄かならしめば喜びあり。

などです。

*1:これは「高島易断」に載っているのですが、
実は「周易釈故」の流用です。
本(もと)は折中。