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これを、
新釈漢文大系「易経」では、
朱子の本義を引いて、
解説しています。
大は陽なり。
四陽、中(なか)に居り過ぎて盛んなり、
故に大過となす。
上下の二陰、その重きに勝(た)えず、
故に棟橈むの象あり。
また、四陽、過ぐと雖も、
二・五、中(ちゅう)を得、
内は巽にして外は説(えつ)なるを以て、
行くべきの道あり。
故に往く攸有るに利しくして、
亨るを得るなり。
(周易本義)
卦の形、卦の徳によって、
「棟橈」と「利有攸往。亨」を、
簡潔に説明しています。
朱子の註釈は、
あたかもレジュメのように、
象占がスッキリ書かれており、
利用しやすいと思います。
ただ、これを占において
有用たらしめることは、🔰にとって、
難しいことと思われます。