たとえば、
風沢中孚の
六爻の辞はこうです。
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初九、虞吉。有它不燕。
九二、鳴鶴在陰、其子和之。我有好爵。吾與爾靡之。
六三、得敵。或鼓或罷、或泣或歌。
六四、月幾望。馬匹亡。无咎。
九五、有孚攣如。无咎。
上九、翰音登于天。貞凶。
余談ですが、
燕。鶴。馬。翰音(鶏)。
と、生き物が登場します。
卦辞には、
豚。魚。
とありました。
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この六爻の体系を、
自分の言葉で語れるように
なればいいと思うのですが。
初爻は信を結ぶ始めだから、
よくはかり考えて一途がよろしい、
と注意事項を述べている・・などなど、
これを六爻でしてゆくのです。
しかし ムツカシイ ですね。
これが出来れば、
易の理解は グン と上がりましょう。
また、
こうして六爻を俯瞰してみると、
面白い発見があります。
それは、
四爻、五爻の占辞は、
「无咎」なんだよね。
聖人は、
「吉」字を付してはいないのだ。
このへんの深意を慮って、
爻辞占をするとよいでしょう。