雷水解 初六の爻辞は・・
无咎(咎なし)
・・只の二文字です。
× × × ×
「こういう時は咎ありと読みなさい」
小生はそう教わりました。
(秘伝ですぞ)
ただし易経を読んでおらなければ、
??? だろうと思います。
あえて意訳をすれば、
運勢としては、
「咎がある」けれども、
四の剛と交わることで、
「咎はなくなる」というのです。
ただ、
二と比しているので、
四と交われないこともあり。
占においては、
これらを勘案して、
「咎がある」と占ったり、
「咎はない」と占うのです。
こうした論点は、
易学大講座を読んでいるか否かの、
試金石ともなるところです。
× × × ×
象がなく、
占辞だけの爻辞は、
他に、
- 恒九二 「悔亡」
- 大壮九二「貞吉」
があります。
恒の悔亡は、
これも悔いのあるところですが、
中徳をもってつぐなえば、*1
悔いが亡ぶというのです。
♪愛をつぐな~えば~(笑)
*1:不正爻ですが中位にいます。