易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

矛盾から永遠へ

坎為水の二~五には離の似象があり、
離為火の二~五には坎の似象があります。
    
すなわち、
水の卦は火の象を含んでいて、
火の卦は水の象を含んでいる。

また、
水火既済は互卦に未済があり、
火水未済は互卦に既済があります。
   ䷿ 
すなわち、
既済は内に未済を含んでおり、
未済は内に既済を含んでいます。

こういうの、
うまく云えませんが、
いかにも易的という感じがします。

易ではよく、
動中の静、静中の動と云ったり、
吉の中に凶があり、
凶の中に吉がある、と考えたり、
陰中に陽があったり、陽中に陰があったり、
はたまた長所が短所となったり、
短所が長所になったりする・・
というふうにとらえます。

さらに易卦は、
二つの八卦を重ねることで、
例えば困難な運勢が出来たりするのですが、
しかしそうした困難から抜け出すためには、
同じ八卦の「卦徳」をうまく用いるということが、
彖伝では書かれています。

こうした見方は、すべて、
易は窮まって終わってしまうのではなく、
永遠に新たな変化を繰り返していく、
ということの表れだと思います。

易にはこうした、
矛盾対立がひとつに溶け合っているといった、
前衛芸術のような考え方が、
あるのです。

そう考えることで、
「永遠」という相が、
成り立っているのです。