易経、六十四卦の「大象」をみると、
たとえば火水未済ですと、
火在水上未済。
火、水上に在るは未済。
とあるのですが、これは
卦の象の代表的なものなので、
よく理解しておくとよいでしょう。
なにより易経に載ってるものですからね。
未済卦の場合ですと、
火が水の上に在るというのが、
この卦の代表的な象です。
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柳下『易入門』の「判断の要領」には、
水と火が交わらない象ですから、
まだ用をなさないとか、
不和、背き離れるとします。
とありますが、その根拠は、
易経の大象伝にあるのです。
水と火が交わりませんから、
まだ料理のできない卦です。