易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

占的の重要性

占的の曖昧な人が多い。
占的が曖昧だと卦が何を示したものか、
判定不能となってしまいます。
結婚における爻辞占で、
同じ卦爻が得られたとしても、
可否占なのか、成否占なのかで、
可否ならば否だが、成否ならば成る、
ということがある。
こういうことを知らずに、
なんとなく立卦し、
爻辞に「吉」とあるから、
「良縁です」
と占ってしまう人がいます。クワバラ・クワバラ
新型コロナの成行きを占っても、
期間を定めておかなければ、
漠然とした判断しか出来ないことになる。
占的が不明瞭では易占は成立しないのです。
易研究会における占例検討会では、
的外れな占的に対しては、
「答えられねえな」
と判断を拒否されてしまいます。
占的に対して無神経な占者が多い。
というか、まだ実力不足なために、
どう占的を立てたらよいのか、
わからないのだと思う。
(占的に実力が表れる!)
こういうのも易経を読んでいるうちに、
こんなふうに占的を絞ったら答えやすいだろう、
ということが見えてきます。
机上に布かれた卦爻というのは
ぼんやりとした象意のかたまりですから、
それを上手に解きほぐすためには、
筮前の審事とともに、
占的による工夫が必要なのです。