占的を上手に、またシンプルに立てないと、
卦読みが曖昧になります。
易卦は、吉にも凶にも、どうにでも読めますから。
適職は何? とか、
私が生まれた意味は?
を占的としても、
おそらく卦から答えは得られないでしょう。
ただ自分に都合のよい解釈をするのみで。
占的を工夫するということは、
占者の実力に直結します。
ベテラン占者は、こんなふうに占的を立てれば、
易経で答えが出せる占的になるということを
無意識に知っているのです。
三変筮なら、基本的には、
「可否・成否」を占的にすれば
いいのですが。
「私はいつ結婚するか」と占うより、
「この人との結婚話はまとまるか」を占って、
「成る」と判じたならばその得卦を利用して、
それは「いつ」を読んだ方がよい。
得卦から直接、数や時期を読み取ることは
実に困難だからです。
占的を工夫しないと、何年易占に励もうとも、
ちっとも実力は向上しません。
毎度、毎度、曖昧な占を繰り返すだけで。