三変筮=爻辞占といっても、
辞の意味だけでは爻辞占は出来ません。
たとえば、火風鼎の九二は・・
鼎有実。鼎・実あり。
我仇有疾。我が仇・疾(ヤマイ)あり。
不我能即。我に即(ツ)く能わず。
吉。吉。
・・ですが、
応比の関係を押さえておかなければ、
本格的な爻辞占は出来ません。
すなわち、
得られた九二は、
六五と応じていながら、
同時に初六と密比しており、
こちらにうつつを抜かしてしまう。
本業や目的である六五を疎かにして、
近くの悪女(初六)に迷ってしまい、
チャンスを失ってしまう・・
のように占考するのです。
「応比の関係によって占考のこと」
などと手持ちの易経にメモしておけば、
それなりの易占が出来るハズです。
こういうのは、
易学大講座を読んでいれば、
当然知っているわけで。
ご参考まで。