加藤大岳氏は火風鼎の九三において、
このような占考をされています。
住所は移つて吉。
新築・旅行など見合せて無難。
(易学大講座)
引越しは吉だけど、旅行はだめと。
ここには、
理由が書いてありませんが、
この占考は重要です。
鼎の三爻は、
巽木の極で、離火に近いため火力が強くて、
鼎の中身が沸騰してやかましいところ。
で、
今いる住所では、
苦情や支障が多くて落ち着けないだろうから、
引っ越した方がいいですよと。
(象占ですね)
これが新築や旅行ですと、
これから鼎耳が取れるような目に遭って、
行が塞がるようなことになるから、
(鼎耳革。其行塞と爻辞にある)
行かない方がいいですよと、
大岳氏は辞占をしているのです。
爻辞に、
「その行くこと塞がる」とあるからといって、
引越しでも、旅行でも、なんでもかんでも
「行けば塞がる」と辞を読むのではない。
おみくじ易はご法度で、
こうした見方を、
易学大講座で学ぶのです。