前々回の ブログ で、
とりわけ、可否占の腕を磨きましょう。
と書きました。
可否占だから筮法は三変筮であり、
三変筮だから原則として爻辞占なのですが。
たとえば、
五爻は上卦の中位にあるため、
比較的よい爻辞がかかっていますが、
そのまま吉判断することなく、
卦義によって占断することもあります。
ここが爻辞占の厄介なところで、
大岳易や柳下易をよく学んでいないと、
できない占考だろうと思います。
そのほか、
成否占では爻辞にしたがって
よい判断をしたのだが、
同じ爻なのに、
可否占ではそうは取らずに、
卦義によって止まるべしと
占断したりね。
このあたりが爻辞占の
難しさだと云えましょう。
多くは、
このような論点のあることすら、
知らないでしょう。
(誰も教えてくれないからね)