易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

続・易占の心得

前回の「易占の心得」の記事で、
小生の意見を少々。

× × × ×
 
●別れタイとは、別れトミナイ
こういう相談はありがちですが、
妻が別れたくても、
経済力がなければすぐには別れられない。
そのうえ子供があれば。
また別れタイとはいうものの、
案外まだ情が残っていたりする。
本気なら占いなんぞに来ないこと多し。

●ねらえ占的、わき見は無用
占的以上のことが、
得卦に含まれているとしても、
占的に合わせて卦を読むべし。
余程の達人にならなければ、
事前にそれを見抜くことは無理だから。
それを見抜こうとして、
占考がはちゃめちゃになるリスクの方が大。
ご自身の年筮で東日本大震災、新型コロナを
予見していた占者、いますか?

●なんでもない占、かえって名占
名占は純度が高いゆえ。
名占、名水のごとし。

●アテル易よりドウスル易を
たとえば病占なら、診断は医者に任せ、
易者は「人がどうする」を占うべき。
また「予言」は正しい易占の埒外と知れ。
もし予言できると云うなら、
首都直下地震はいつ来るか占って欲しい。
新型コロナや台風は科学である程度わかるから。

●めぐる因果は、供養で払え
某先生は〇〇という卦が得られると、
「お墓参り行ってますか」
と訊ねたといいます。
先生の名前、卦は伏せておきます。
ご迷惑になってはいけないので。
でも易経を読んでいれば、
お祀りの辞がかかっているのは、
ああいう卦爻だとわかるはず。
 
●初爻陽変、明るいキザシ
ブログ主は ? です。
大岳著「易学病占」にこんな記述あり。

病者を筮して
本卦の初六が初九と変ずる占を得た場合には、
元気回復して精気蘇生の象と観る。
この観方は、病占に於ける秘伝中の奥秘とされ、
門人と雖も妄りに此の占法を
伝授しなかつたものである。

各自、検討されたい。
 
●捨てよ、捨て捨て取象の心得
「なんでもない占、かえって名占」に通ず。
「捨象」と云ったのは、どなたでしたか。
紀藤先生?