易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

再掲「数占」

過去記事を再アップします。

× × × ×
 
数を占うことについて調べた人がいて、
ざっと目を通したのですが、
最終的にその方が云うのには、

結局のところ、数占には
決め手はないといってよいのでしょう。

ということでした。

小生の意見も同じです。

おそらく占法として、
「数だけ」を求める方法を確立することは、
出来ないだろうと思います。

易占には筮前の審事が不可欠ですが、
これは「卦を得る」という行為が、
「偶然」の上に立っているからです。

卦はグウゼンの産物ですから、
この卦が出たから神意はこうなのだと、
占示を唯一のものとして特定できない。

必然たらしめる、
操作が必要なのです。

それと、
机上に布かれた遇卦は、
ぼんやりとした、
曖昧なものです。

それゆえ、
筮前の審事を尽くすことによって、
偶然&曖昧な卦の意味や象を、
占的に合わせて、
占者が特定する必要がある。

しかし、
これが数占となると、
筮前の審事を尽くすことが
出来ないのです。

たとえば、
ナンバーズの数を特定するのに、
どんな情報があるというのでしょう。

もし易で数を占うというなら、
大岳先生がどこかで云っていたように、
筮前の審事が出来る通常の占をした際に、
得卦の読み方が確定されてから、
その易の機構内において、
時期()等を読み取るという形になる、
ということになるのでしょう。

直接、
「数だけ」を求めることは、 
余りにギャンブル的なのです。

異なる見解もあるでしょうが、
当ブログではそう考えています。