数を占うことについて調べた人がいて、
ざっと目を通したのですが、
最終的にその方が云うのには、
結局のところ、数占には
決め手はないといってよいのでしょう。
ということでした。
小生の意見も同じです。
おそらく占法として、
「数だけ」を求める方法を確立することは、
出来ないだろうと思います。
易占には筮前の審事が不可欠ですが、
これは「卦を得る」という行為が、
「偶然」の上に立っているからです。
卦はグウゼンの産物ですから、
この卦が出たから神意はこうなのだと、
占示を唯一のものとして特定できない。
必然たらしめる、
操作が必要なのです。
それと、
机上に布かれた遇卦は、
ぼんやりとした、
曖昧なものです。
それゆえ、
筮前の審事を尽くすことによって、
偶然&曖昧な卦の意味や象を、
占的に合わせて、
占者が特定する必要がある。
しかし、
これが数占となると、
筮前の審事を尽くすことが
出来ないのです。
たとえば、
ナンバーズの数を特定するのに、
どんな情報があるというのでしょう。
もし易で数を占うというなら、
大岳先生がどこかで云っていたように、
筮前の審事が出来る通常の占をした際に、
得卦の読み方が確定されてから、
その易の機構内において、
時期(数)等を読み取るという形になる、
ということになるのでしょう。
直接、
「数だけ」を求めることは、
余りにギャンブル的なのです。
異なる見解もあるでしょうが、
当ブログではそう考えています。