筮前の審事がなければ、
易占を正しく行うことは出来ません。
いくら易卦を見ても、
どのようにも解せますから、
占示が特定出来ないからです。
卦だけで全てを見通すのではなく、
筮前の審事に卦爻を組み入れることで、
始めて得卦は意味をもつのです。
それから、筮前の審事だけで、
答えの出てしまうこともあります。
ぼんやり悩んでいる状態に、
言葉を与えることによって、
もやもやの正体が明らかになるからでしょうか、
「なんだ、答えは既に出てるじゃないか」
「アレ? あたし何を悩んでいたのかしら」
・・てなことになるのでして。
こういうことは案外多いのです。
そしたらもう筮に問う必要はありません。
ジ・エンド。
パフォーマンスとして、
筮を振るってもいいケドネ☆