三日かけて一つの爻辞を読んでいますが、
一日目に学んだことのメモです。
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地火明夷の三爻は、
武力を以て暗主(上六)を討つ爻なんだけど、
離は戈兵だし、離の上は激烈だからね。
よく見ると二から上には師の象がある。
それから離下坤上の形をもって、
火で荒地の雑草を焼くなんて見方もできる。
爻辞の 疾(ト)ク貞ニスベカラズ は、
儒教的であると思う。
三(臣)が上(君)を討つのだから、
より慎重にしてやむに已まれぬようになるまで
軽々に兵を出だしてはならないんだ。
上下君臣という位を重んじるからね。
占としてこの辞を見る時は、
過剛不中の失に対する戒めと読めばよい。