沢火革の三爻を見る時には、
- 位は正しいのであるが剛に過ぎる。
- 下卦の一番上なので中を得ず行き過ぎる。
- 離の極なので火のごとく烈しい。
ということをまず掴んでおくこと。
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ゆえに、
朱子の周易本義では、
過剛不中、居離之極、躁動於革者也。
と云っているのです。
「過剛不中」「離の極」なので、
躁動する爻であると。
以上のことを踏まえて、
爻辞を読むとよいのです。
爻辞曰、
征凶。貞厲。革言三就、有孚。
中を得ておらず、
火のように烈しく強引ですから、
征ケバ凶なのです。
岩波易経にも、
そのようなことが
書いてあるはずです。