火地晋の上九には、
角(つの)が出てきますが(晋其角)、
その取象にはいくつかあります。
- 上爻の剛を角と見た。天風姤の上九も同じ(姤其角)。
- 伏している震☳は角の画象である。
- 離を牝牛(離為火)となし、☲の一番上だから角。
易経を読むと、
観象の勉強にもなります。
順に、
に出ていたものです。
× × × ×
ところで、大岳氏は、
どのような占であっても、
晋卦の上爻を得たら、
意に添わないと感情的になって
争う傾向があるから、注意を喚起すべき
であるとしています。
晋は進み上る卦で、
離(戈兵)の極が卦の極でもありますから、
剛に過ぎて暴発しやすいわけです。