易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

角の象

火地晋の上九には、
角(つの)が出てきますが(晋其角)、
その取象にはいくつかあります。

  • 上爻の剛を角と見た。天風姤の上九も同じ(姤其角)。
  • 伏している震☳は角の画象である。
  • 離を牝牛(離為火)となし、☲の一番上だから角。

易経を読むと、
観象の勉強にもなります。

順に、

  • 新釈漢文大系 易経 
  • 易学大講座 
  • 易経講話 

に出ていたものです。

× × × × 

ところで、大岳氏は、
どのような占であっても、
晋卦の上爻を得たら、
意に添わないと感情的になって
争う傾向があるから、注意を喚起すべき
であるとしています。

晋は進み上る卦で、
離(戈兵)の極が卦の極でもありますから、
剛に過ぎて暴発しやすいわけです。