易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

災難に遭う相

紀藤元之介氏の
「問訊不要秘典()」
を買いたいとおもっているのですが、
古書店で見ることはあっても、
イタミが激しいために躊躇します。

チャンスがあったら、
ぜひ買いたいとおもいます。

この本の中に、
不慮の殃災を蒙る恐れがある卦爻
が掲載されてあるそうですが、
その卦爻が会報に載っていましたので、
ここに転載しておきます。

× × × × 

●乾為天の初九(交通禍)*1
●天水訟の初・二・三爻
(譫言・無意識に発する言葉。たわごと。放言)*2
●地沢臨の初九(交通禍)*3
●山地剝(墜落。遺失)*4
●天雷无妄(天災)*5
●山雷頤(傍杖・類焼)*6
●沢風大過(交通禍・水禍)*7
●天風姤(転倒・口禍)*8
●雷山小過(水害・交通禍)*9

脚注はブログ主がざっと書いたものなので、
 もっとふさわしい理由があるかもしれません。
 各自、考えてみてください。

× × × × 

*1:初は乾の自動車の下敷きになっているからか。初は猪突猛進しやすい。姤の不慮の事故を伏している。陽が極まってスピードの出し過ぎ。

*2:何の禍かわからない。一応こう云っておきます。天水が背き、くいちがっており、言葉に真実がない。彖伝曰、有孚窒。ふさがっているのは下卦の坎である。

*3:大震でスピードの出し過ぎ。坎を伏す。坎は車におけるやワザワイ多し(説卦伝)。

*4:一陽が落ちる。一陽を失う

*5:无妄は災なり(雑卦伝)。

*6:しっくりこない。正震と倒震で大離の火(または初と上の陽爻)が行ったり来たりするのか。この卦、確かエレベーターの象だったような。

*7:陽が過ぎてひっくり返る。荷物を積みすぎたトラック。大坎の似象。

*8:卦の形は下卦が巽でぐらぐらして倒れる。最下の足が脆弱。女壮ゆえ口の争い。

*9:大坎の象。艮のブレーキと震のアクセルが背いている。