以前、当ブロブで、
「食は職に通ずる」と書きました。
こうした音通による解釈は、
赤塚先生がよくされています。
たとえば、頤卦について、
先生はこのような註をつけています。
通常、頤(あご)を動かして物を食べるので、ひいて養うの意を表わすとされているが、実際は、頤と飼・飴が通用して、養うの意をもつに至ったのであろう。
すなわち、
頤(イ)・飼(シ)・飴(イ) と音が通じるので、
飼・飴の意を通用させて、
頤を「養う」とするのです。
これは、
占においても使える見方ですので、
易経を読みながら、徐々に
慣れていくとよいでしょう。
写真の「易経」は、
20年ほど前に1,000円で買ったものですが、
小生にとっては貴重な易蔵書。