当ブログでは、
明治書院「新釈漢文大系 易経」
をお薦めしていますが、こんなふうに
読めばよいと思います。
× × × ×
まず[卦意]のページを読む。
すると、
序卦伝。卦名の字義。
卦体。卦徳。卦変。卦象。
雑卦伝。
・・が学べます。
それから、
卦辞、彖伝、大象を読み、
それに対する[語釈]を読む。
最後に、
爻辞、小象を読んで、
それに対する[語釈]を読む。
これでいいと思います。
[補説]は、
易理解に役立つと思う項を読む、
興味があれば読む、
ということでよいでしょう。
(六爻の総論はおすすめです)
本義だ、程伝だ、趙汝楳だ、項安世だ・・
などなど、学者の説が出て来ますが、
程朱を中心として、あとは、
自分の気に入った説を理解すれば、
(論文を書くのではないでしょうから)
それでいいと思います。
それでも、
どうしても読み進められない人は、
明徳出版社「易経講話」を読むしかない。
「易経講話」も読めなければ、
易は向いてないと思ったほうがよい。
× × × ×
「新釈~」をこの程度読めれば、
岩波易経、本田「易」はすらすら読めますし、
柳下「易入門」は卦の意義が上手く書けているな、
とそう思えるはずです。