易経を読んでおられる方には、
年筮は三変筮で取るのがよいと、
お薦めしています。
なぜなら、
辞が得られるからです。
易辞は含蓄に富んでおり、
一年の基本的な方針としたり、
修養や処世訓としても活用できます。
たとえば、
年筮が乾為天なら、
大象の「自強不息」の教えにより、
その年は勤勉を旨とする。
たとえ初爻で、
人から認められないとしても・・
正しい道を(利貞)、
天のめぐりのように繰り返す。
・・などと、
そういう占をするのです。
今年は6月にウンメイの人と出逢う。
などと卦を読めればいいのですが、
それは一生かかってもムリでしょう。
なので、
年筮の辞を心に秘めておき、
大事の際にそれを思い出して指針とする・・
そういう占を推奨するのです。
易経を読んでいる人なら、
より深い年筮ができます。