易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

再度、年筮

過去記事を再掲します。

× × × × 

易経を読んでおられる方には、
年筮は三変筮で取るのがよいと、
お薦めしています。

なぜなら、
辞が得られるからです。

易辞は含蓄に富んでおり、
一年の基本的な方針としたり、
修養や処世訓としても活用できます。

たとえば、
年筮が乾為天なら、
大象の「自彊不息」の教えにより、
その年は勤勉を旨とする。

たとえ初爻で、
人から認められないとしても・・

正しい道を(利貞)、
天のめぐりのように繰り返す。

・・などと、
そういう占をするのです。

今年は6月にウンメイの人と出逢う。
などと卦を読めればいいのですが、
それは一生かかってもムリでしょう。

なので、
年筮の辞を心に秘めておき、
大事が起きたらそれを思い出して指針とする・・
そういう占を推奨するのです。

易経を読んでいる人なら、
より深い年筮ができます。

× × × × 

(追記)*1
何か大きな問題が生じて、
それに対する卦を取った場合でも、
その卦に加えて、
年筮を加味してみるとよい。

年筮は、
冬至に騒ぐばかりで、
普段はどっかへ行っちゃってる
人が多い。

行事よりも、
本質を重んじるべき。

*1:ここが書きたくて再掲した。