筑波大学で今井易経の受講生だった人が、
「ある時は易経にどっぷりつかり、
ある時は実占にどっぷりつかりなさい」
と大熊茅楊氏に云われたそうです。
小生もまた、
実占の重要性を説く一人です。
実際にお客さんを占うことの利点は・・
- 易に対する姿勢が堅実になる。大言壮語しなくなる。
- 卦の見方に無駄がなくなる。合理的になる。
- 自分は、超売れっ子占師ではないことが、イヤというほどわかる。笑
- 相手の話をじょうずに聞き、必要な質問を的確にできる訓練。これは結局、筮前の審事の有効性につながります。
- 緊張感があるから易経を読むときも真剣。
- 少し易に慣れて来ると、ウヌボレが生じるものですが、そういう時にお客さんに苦情を言われたり、痛い目にあって自己修正するチャンスとなる。なかには、お客さんと喧嘩する占師もいますが。オーナーに苦情が入ります。
- たとえば、天水訟の五爻を得たとして、「もしかしたら、この五爻は占師である俺のことではないか」、そう思うことがあります。そういう時には、占うというより、「自分は絶対正しい。課長が間違っている」 と目を三角にして怒っているお客さんを諭したり・・なんて占をすることが。占師というより裁判官を演じたり。笑
・・まあ、いろいろあるわけです。
本来は、
鑑定をも含めて、
「易占術」 なのです。
なので、
隔週で日曜日とか、
不動産業とか、サービス業の人なら、
第二、第四の水曜日とか、
会社が休みの日に、
月に二度の出演でいいから、
実占してみることをお奨めします。
何事も経験です。
医師も○○人殺して、
本物の医者になる・・・
というのは比喩でしょうが、
そんな話を聞いたことがあります。
占師も・・?