火雷噬嗑の運勢につき、
柳下 「易入門」 にはこうあります。
骨の折れる時ですが、
既に手をつけたことは障害を克服すべきです。
新規なことは控えるべきです。
夫婦間に、トラブルが起き易いといえます。
「骨の折れる時」
障害を噛み砕く卦ということで、
苦労のある時です。
「既に手をつけたことは・・」
現在難局に直面しているとして、
障害を除去すべきと云っています。
「噬嗑而亨」 と彖伝にあります。
「新規なことは・・」
これから障害にあうとして、
新たなことは控えた方がよいのです。
呑象翁は震下離上の形を、
薪(タキギ)を背負って火に飛び込む象、
と取象しておりますが、
なんとうまい表現でしょう。
「夫婦間に、トラブル」
白蛾は 「夫婦怒閨之意」 と。
夫は震で怒鳴り、妻は離で怒りの炎を上げる。
震下離上のこの卦は、震男の上に離女がいる。
すなわち位が正しくないのです。
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ところで、
当ブログの占のレベルは、
「易入門」 の範疇を出ていません。
占においては、
「易入門」 の知識を駆使して、
いかにそれを占事に当て嵌めるか、
ということに苦心しております。
なので当ブログの文章には、
秘伝秘法は何もなく、すべて基本事項である、
ということができます。
だから公表できるのです。